西之下中構造改善事業記念碑

土地改良事業に関する碑

西之下中構造改善事業記念碑
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡南種子町下中
【撮影日時】
2007年7月24日/12時24分

 南種子町下中の県道75号線沿いにこの記念碑があります。土地改良事業に伴う記念碑です。記念碑の碑文は、次のとおりです。

 西之下中構造改善事業記念碑
   南種子町土地改良区建立

 碑文
 農民は土に生き土は農民を守り遠く昔から永い歳月と自然の風雪に耐えながら農業を営んできた我々の祖先も田畑を開き集落を成し尊い農地を守り続けてきたのである。この貴重な農地は美しい景観と風格をそなえた門倉岬と胴体をなし自然のたたずまいの中に今や時を誇る鉄砲伝来の地として広く人々に知られるところである。こうした自然と相なす農地も永い歴史の変革を得て時代の要請である農業近代化政策の流れの中で今や旧態依然の農業から近代化農業への実現を期する時がきたのである。これこそ我々に与えられた使命であろうとここに衆議一決され関係受益者の熱意と町の積極的な協力のもとに第一次農業構造改善事業が施行されるに至り昭和三十九年十月より五か年継続事業として本村一帯から下中に至り着工したその間関係者一同一心同体となり昭和四十四年三月完成を見たのである。この画期的な事業の竣工を記念し併せて後世に伝えるためこの碑を建立する
   昭和五十四年十二月

   記
総事業量 二〇四、四八ha
総事業費 六九、六四八千円
国庫補助 三五、三四四千円
県費補助 一四、一三六千円
町負担  四、二七〇千円
受益者負担 一七、四四〇千円
昭和三九年度(西浦地区)
事業量 三四ha    事業費 八九一万円
昭和四〇年度(東浦地区)
事業量 五九ha    事業費 一八七八万円
昭和四一年度(里地区)
事業量 四三、二八ha    事業費 一五七五万円
昭和四二年度(里地区)
事業量 四一、二九ha    事業費 一四一二万円
昭和四三年度(郡原地区)
事業量 二六、九一ha    事業費 一二三万円
南種子町 前町長 浜田藤太郎
事業主体 南種子町土地改良区
理事長 中脇 登
施工者 姫内建設
寄附者 南種子町 二〇万円
      姫内建設 二〇万円
      南種子農協 五万円
      組合員 一〇万円
      寺田石材工業梶@七万円

 碑文は以上です。各委員の名前は省略しています。なお、碑文の読み違いがあるかもしれません。ご了承ください。

2018.8.3〜