顕彰碑

日高半十郎翁に関する碑

顕彰碑
【撮影場所】
鹿児島県西之表市安納軍場
【撮影日時】
2007年7月16日/14時43分

 西之表市安納軍場の龍崋山本蓮寺にある記念碑です。本蓮寺のご住職だった日高半十郎翁の顕彰碑です。
  ところで、本蓮寺は今から約十年前に、県道591号線沿いから移転しています。現在は、軍場の山のふもとにあります。少し高台になっており、そこから太平洋を一望できる場所です。
 境内には、「南無妙法蓮華経」の石碑や無縁仏などの六道の石碑もあり、すべて移転しています。
  顕彰碑は、山手側の一番左にあり、その顕彰碑には、次のような碑文が刻まれています。

 顕彰碑
日高半十郎翁ハ弘化四年五月生ル父半三母松下氏翁ハ其嫡男タリ明治九年半三大坂旅行法華宗ノ賑盛ナルヲ見テ大ニ感ズル所アリ帰郷後善?院日晧上人ト連結シ法華宗ノ帰依者ヲ勤?三十二名ノ?募ヲ得即明十二年日高勇太郎氏宅ニ布教?ヲ設ケ法?ヲ布ク日晧師住職タリ山田永?師亦同住ス同十七年信徒ノ同意ヲ得テ遠藤休三氏ノ屋敷内ニ移転セシモ地ノ利ヲ得ズ?来発展ノ望ミ少キヲ慮リ父半三ノ意?ヲ継ギ捨身弘法ノ為メ現在教会?ノ位置適当ナルヲ認メ故山口長六ノ?有ナリシヲ翁自己ノ土地ト交換シ教会?所ニ喜拾シ以テ教会?ヲ建設セラレル者ナリ今法華宗門徒安納本村軍場沖ヶ浜田ヲ併百十七戸ニ及ブ盛況ヲ呈シ教会?施設モ亦稍其整備ヲ見ルニ至レリ当教会?ノ現住職渡辺智仙師等ノ斡旋其功ヲ奏シ昭和二十二年二月果然寺院ニ昇格ノ指令ニ接ス吾ガ宗ノ前途?多望ナル者アリ現法ノ実ヲ挙グタルモノ稀世ノ遺績ニシテ我ガ宗門ノ徒ヲ仰慕シテ止マズ更ニ顕彰センガ為碑ヲ建テ其功ヲ託ス
        昭和二十二年四月
            七十四歳 ?口新六撰併書

當時責任者
住職  渡辺智仙  會計 山口義明
顧問  日高茂雄  寺役 鮫島亀一
惣代  榎本時三  仝   古田安夫
仝    沖田善三  仝   中園喜代志
仝    中園甚八  仝   平原道則
評議員 鎌田正次  仝   日高 保
仝    平原市吉  仝   持田徳正
仝    日高實義  仝   外信徒一同
仝    沖田三之丞
仝    日高盛彦
仝    古田加三

 碑文は以上です。文中で、?は不明文字、或は変換不可能な文字です。なお、読み違いがあるかもしれません。

※ 2020年(令和2年)1月31日(金)に取材した西之表市安納軍場法華宗本蓮寺境内に建立されている日高半十郎翁に関する記念碑「顕彰碑」を紹介しています。この動画の中には、県道591号線本蓮寺入口通り、本蓮寺入口付近、本蓮寺境内の敷地内、顕彰碑の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

顕彰碑 西之表市安納軍場本蓮寺境内に建立 - 種子島の記念碑

2014.3.7〜