西之表市榕城中目に鎮座する栖林神社です。祭神は、第19代島主種子島久基です。
第19代種子島島主久基を祭神とし、文久3年(1863年)松寿院(23代島主久道夫人)が遺徳を偲んで建立しています。栖林神社の呼称は、久基の晩年の号(栖林)に由来するものです。
久基は、種子島で殖産興業に尽力し、甘藷、はぜ、製塩、製鉄、植林などを手がけました。その中で、元禄11年(1698年)琉球国より甘藷を移入し栽培普及させます。栖林神社をからいも神社という由縁です。
第1鳥居付近から撮影した栖林神社です。鳥居をくぐると階段の参拝道です。
西町榕城校線栖林神社入口前通りです。← 栖林神社・熊毛支庁 ↑榕城小 ↓国道58号線
栖林神社入口前通りです。↑熊毛支庁・鉄砲館 → 栖林神社
栖林神社入口付近の神社縁起です。
参拝階段から鳥居方向を撮影したものです。枝の隙間から西之表港が望めます。
第2鳥居付近から拝殿を撮影したものです。右に社務所、左に弓道場があります。
栖林神社では、毎年1月11日に「大的始式」を行っています。
手水舎です。
手水鉢です。
大的始式での的場です。
弓道場付近には、ガジュマルが生えています。
大的始式は、毎年1月11日午後6時から栖林神社射場で行われています。栖林神社の弓場で直径五尺八寸(175cm)の大的を射て、その年の悪魔災難などを払い清め、島内の安泰・無病息災を祈願とする古式ゆかしい行事です。
栖林神社は、別名からいも神社とも言われ、種子島久基公を祀った神社です。甘藷栽培で功績を挙げた久基公の功績を称えた記念碑「栖林種子嶋君功徳碑」です。
栖林神社です。左は、大的始式の案内板です。
拝殿です。
拝殿内部です。
本堂の前から撮影したものです。
平成29年1月11日、栖林神社で行われた大的始式の神事です。
平成29年1月11日、栖林神社で行われた大的始式です。