ツバキ科
種子島のヒサカキは、海岸付近や内陸部の山間部でも見られます。種子島では「ヒサカキ」をしば花と呼んでいますが、サカキより葉も樹形も小さいから、「姫サカキ」からヒサカキと言われるようになったとか、サカキではないから「非サカキ」だからヒサカキと言われるようになったとか色々な諸説があります。
特に道沿いにあるしば花は、枝を切り取られたものが多いのです。風雨にも強く、簡単に葉の落下がありません。しば花(地元名)は、島民から最も親しまれている花木のひとつです。春から初夏にかけて、新緑が紫色に帯びる頃が、最も綺麗なヒサカキの見ごろです。葉が紫色に変色しているのが写真から分かると思います。道沿いでたくさん見かける樹木です。
ヒサカキは、庭木にも適していますが、ほとんどが枝を切り落として、仏壇やお墓の花の代用として用いられています。種子島には、無人市場がたくさんありますが、そこで売られていることもあります。
開花したヒサカキ
ヒサカキの白い花
紫色の新葉が美しい
仏壇やお墓の花の代用される