御的始式

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弓矢で的を射て悪魔払い...

的を弓矢で射る
【撮影場所】
鹿児島県西之表市現和武部
【撮影日時】
2016年1月11日(土)/13時08分〜15時20分
【行事場所】
西之表市現和武部向田神社・公民館
【行事時期】
毎年一月十一日、午後一時より
【アクセス方法】
西之表港より県道75号線、広域農道を経由すること約30分。

【行事の説明】

西之表市現和武部地域に伝承されている「御的始式(おまとはじめしき)」です。毎年一月十一日に、午後一時から向田神社で、各関係者より行われています。それが終わると、公民館内でナオライが行われます。

武部集落の御的始式は、種子島の各地域で行われているハマ(破魔)行事と同様のもので、向田神社の射場で直径60センチの的を射て、その年の悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災などを払い清める伝統行事です。

写真一枚目は、御的始式神事が終了し、前方の的を弓で射て見事的中した状況です。関係者が代わる代わる弓を射て、集落内の無病息災を祈願します。これが終わると、地域の境界や入口に竹に魔除けの札を差す立札を作ります。

 
向田神社の神棚 写真は、向田神社の神棚です。昔、武部には、三つの神社が存在し、一つ目は、現在の共同墓地付近、二つ目は、今の神社の南側下の方に。三つ目は今の位置に。それぞれを管理しやすいようにまとめたそうです。
御的始神事 写真は、御的始神事です。神棚には、弓矢、的、立札の棒などを供えています。
わらで作ったシブタを青年が弓矢で射る 神事が終わると、わらで作ったシブタを青年が弓矢で射ります。シブタは大小二つ用意してあり、それぞれ矢が突き刺さるまで行います。至近距離ですので、やや簡単に突き刺さってくれました。
立札の製作 的に矢を当て終ると、集落の入り口や境界付近に魔除けの札がついた立札を作ります。約2メートルのニガダケを使います。
立札 魔除けの札とユズリハ、ウラジロの葉を割った竹に差して作ります。札が外れないように先端部はテープでしっかりと固定します。
立札の設置 各集落入り口や他の集落との境界付近に立札を差して、悪魔が入り込まないように札の表を集落外に向けて設置します。
境界付近に設置された立札 境界付近に設置された立札です。下の方に、ユズリハとウラジロの葉を挟んでいます。
公民館内でのナオライ 集落の入り口や境界付近に立札の設置が終わると、公民館内で、ナオライを行います。今年一年、武部の繁栄や安全、豊作などを語らいます。

追記〜ご丁寧に対応していただいた武部公民館の皆様、今回お世話になりました。皆様の益々のご活躍を期待しています。

※ 2016年1月11日、西之表市現和武部で行われた御的始式をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、向田神社での神事、シブタ突き、弓矢で的を射る、立札作り、立札の設置、公民館でのナオライなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:現和武部の御的始式弓矢で的を射て悪魔払い

 
 
2016.1.13〜