浜脇の舟祝い

ふるさと種子島 > 種子島の郷土芸能 > 浜脇の舟祝い

カマス漁の豊漁・繁栄を祝う行事

浜脇のエビスでのお参り
【撮影場所】
鹿児島県西之表市伊関浜脇漁港、公民館
【撮影日時】
2016年1月2日(土)/10時19分〜12時00分
【奉納場所】
浜脇漁港、浜脇公民館
【奉納時期】
毎年1月2日
【アクセス方法】
西之表市街地から県道75、591号線を経由すること約20分で、この地に着きます。

【舟祝いの説明】

西之表市伊関浜脇地域に伝承されている舟祝いです。ず〜っと昔から引き継がれています。浜脇漁港は、太平洋に面しており、漁業の盛んな地域でした。明治十八年のカシミヤ号遭難事故の現場となった地域でもあります。漁港付近には、その記念碑などもあります。

舟祝いは、漁の中でもカマス漁の繁栄を祝ったものです。現在の浜脇でのカマス漁は、弁差人(べんざにん)が三人いまして、6〜8月にかけて、毎日午前六時から漁港付近の海を泳ぎまわり、カマスの群れを発見します。そして、群れを見つけるとほかの組合人に連絡し、網を入れてカマスを捕獲します。すぐに港に揚げられ新鮮なうちに午前9時からの競りに間に合うように出しているのです。

その大事な任務になる弁差人の引継ぎを毎年1月2日に行っているのです。それと、カマス漁の豊漁祝いは、元々旧暦の10月15日に行っていましたが、現在はその祝いも含めて1月2日に行うようになったといいます。

舟祝いは、船に大漁旗をつけます。午前10時ごろ漁具倉庫前で、宴会を行います。このとき、干し物のカマスも用意しておきます。一方、公民館では、奥さんたちにより宴会の準備をしています。午前11時になると、公民館で弁差人の引継ぎなどがあります。しばらく宴会を行い、そのあと、「めでた節」を唄います。そのころになると、公民館に集落の人が集まってきます。そして、公民館で、集まった人たちにカマスの干し物を投げ配ります。これが終わると、舟祝いも無事終了となるのです。

写真一枚目は、浜脇漁港にあるエビスでの参拝です。公民館に来る前にお参りします。【平成27年1月2日撮影】

漁港での宴会 写真は、午前10時ごろから始まった宴会です。各自酒の肴を用意し集まります。しばらく、この場所で、今年の漁などを語らいます。【写真〜2013年1月2日】
公民館での宴会 写真は、公民館での宴会です。無事、弁差人の引継ぎも終わり、今年の漁の繁栄などを語らいます。
奥さんたちの宴 こちらは、奥さんたちが宴席です。ごちそうを前に、話も弾みます。
カマスの干し物 昨年は、1回の豊漁でした。写真は、投げ配られるカマスの干し物です。甘塩で乾燥させたものです。このまま焼いて食べると、ご飯にも焼酎の肴にもグッドですよ。
場を清めるための竹の笹 写真は、シュエイです。カマスを投げ配る前に、塩水で場を清めるための竹の笹です。
お神酒を受ける お神酒を回します。最初は、小浦組合長からです。このあと、めでたぶしを唄います。
カマスの干し物が投げ配る 公民館の外では、集落の人たちや遠くからも駆け付けたという人もいます。今年は、約200のカマスの干し物が投げ配られました。

※ 2016年1月2日、西之表市伊関浜脇の舟祝いを撮影したものです。この動画に中には、公民館での宴会、組合員の抱負、カマスの投げ配りなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:浜脇の舟祝いカマス豊漁投げ配りダイジェスト

 

※ 2015年1月2日、西之表市伊関浜脇の舟祝いを撮影したものです。この動画に中には、恵比須でのお参り、公民館での宴会、集落内放送、カマスの投げ配りなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:浜脇の舟祝いカマスの投げ配りドキュメント

 

※ 2013年1月2日、西之表市伊関浜脇の舟祝いを撮影したものです。この動画に中には、大漁旗をつけた漁船、漁港での宴会、公民館での宴会、カマスの投げ配りなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:浜脇の船祝い(西之表市伊関浜脇)

 
 
2015.1.2〜