新吾おどり〜こんじょの稚児

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勇壮な中にも哀愁も感じられる大踊り

新吾おどり〜こんじょの稚児〜本踊り
【撮影場所】
鹿児島県中種子町種子島中央体育館
【撮影日時】
2010年11月7日(日)/10時14分〜10時36分
【写真情報】
サイズ[41.3〜59.2KB]、カメラ[Nikon D300+SB-900]
【奉納場所】
中種子町納官神社
【奉納時期】
近年は、主なイベント時のみ
【アクセス方法】
中種子市街地から車で約十分。

【踊りの説明】

平成22年11月7日(日)、第31回農林漁業祭町制施行70周年記念郷土芸能祭で、披露された納官校区平鍋地域に伝承されている郷土芸能「新吾おどり〜こんじょの稚児」です。

平鍋地域の大踊りは、元々鎌倉から伝わったとも言われ、公家武士の舞として、先祖代々躍り引き継がれてきた歴史があると言います。祭事の奉納やイベントでも披露する機会が多くなっています。

大踊りは、種子島を代表する郷土芸能です。大踊りは、安城踊りとも言いますが、新吾おどりは、大踊りではありますが、安城踊りとは呼ばないのが一般的です。

踊りの服装は、頭に花笠をかぶり、袈裟をかけた踊り子が十四人、入鼓七人、そして鉦七人です。またハチマキをし、花柄のジュバンを着た太鼓十四人、そして、武士姿が十八人いますので、全体では四十六人の踊りです。

入場から最後の退場まで、二十三分の大踊りです。基本の隊列は三重円で、外周は武士、中は太鼓、中心は花笠です。大踊りは安城踊りと同様、出端、本踊り、崩し、引端の組踊りで構成されており、これを二組踊ります。したがって、出端、引端は二回です。

大踊りの踊りの特徴は、武士は反時計方向、太鼓は時計方向、花笠は反時計方向へ移動しながら踊っていきます。写真一枚目は、中心部の花笠の本踊りを写しています。本踊りは、大変ゆっくりした踊りになっており、優雅な踊りを楽しめます。終始、太鼓や鉦の音が聞こえ、踊りが盛り上がっていきます。華やかさの中にも、黒の色調が落ち着いた雰囲気も感じさせてくれます。踊りが色々変化していき、勇壮な中にも、哀愁も感じられる大踊りです。

新吾おどり〜こんじょの稚児〜最初の入場 写真は、最初の入場の様子です。このときの隊列は、六縦列になっており、前進しながら次第に、円形の隊列に変化させていきます。
新吾おどり〜こんじょの稚児〜出端 写真は、一組目の出端の踊りです。立ち上がったり、しゃがんだりを繰り返していき、次第に円形の隊列になっていきます。右の武士は、外周になります。これがおわると、体制を整え、本踊りが始まります。
新吾おどり〜こんじょの稚児〜崩し 写真は、二組目の崩しの踊りです。崩しは、比較的短い踊りですが、緩急に富んでおり、リズミカルな踊りを楽しめます。鉦や太鼓の響で、踊りが盛り上がっていきます。
新吾おどり〜こんじょの稚児〜出端 写真は、二組目の出端です。左右の武士が対面していき、円形の隊列が出来上がっていきます。出端も大踊りの見所です。
新吾おどり〜こんじょの稚児〜本踊り 写真は、二組目の本踊りです。花笠をクローズアップしてみました。華やかさが確認できると思います。なお、花笠は、鉦と入鼓です。花笠は、反時計方向に移動しながら踊っていきます。
新吾おどり〜こんじょの稚児〜外周で踊る武士姿 写真は、二組目の外周で踊る武士姿です。踊り子は、女性も混在しているので、勇ましい中にも、和らいだ雰囲気があります。平鍋美人の武士姿、素晴らしいですね。
新吾おどり〜こんじょの稚児〜引端 写真は、一組目の引端です。崩しが終わると、武士、花笠、太鼓ともに、最初の入場位置まで、退場していきます。

新吾おどり〜こんじょの稚児

この寺に参りて見れば面白や 八つ九つの稚児が手をかく
稚児が手をかく手かくには 黄金の墨もよかろうもの 揃えた筆は白金の軸白金の軸

新吾新吾と書く程に 石の硯も中くぼる
今日は日もよかえともよか あかね染みょーて襟ょあけて
花の新吾に着せ申そうや 花と新吾と比ぶれば
花は劣りの新吾まし

島原弥七は気さくよし 花の千代嬢にいとまだす
いとまのものは何々か ごかん片びらにかん帯
それが弥七のはなむけよ ヤラヤラ見事ヤラ見事

我はや池水や出は出たが 出は出たが
岩にやせかれてや落ちやわぬ落ちやわぬ

こんじょの稚児にあげたいものは 的火と素夭とゆがきとつると
しごろくばんの尺八といなづる嬢は短期な奴で 今朝結うた髪をぐわらりと解いて
それを結うてたもれ関の戸の矢倉の上に小鼓がなる 我が君さまか懐かしや

肥後と薩摩の間にこそ 浅門岳と瀧がある
その瀧の本元に天より駒が降り下る 天より降り来る駒なれば
その駒何鞍敷かしようよ 金ぷくりんの鞍を敷く
金ぷくりんの鞍なればあぷみは何をささしようよ 白会あぶみをささしようよ
ヤラヤラ見事ヤラ見事