ヤートセー(甚兵衛口説)

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優雅さの中にも艶やかなヤートセー

ヤートセー(甚兵衛口説)〜本踊り
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡南種子町門倉岬御崎神社境内
【撮影日時】
2007年10月28日/15時11分〜15時19分
【写真情報】
サイズ[32.8〜48.6KB]、カメラ[OLYMPUS E-510]
【奉納場所】
南種子町門倉岬御崎神社
【奉納時期】
毎年10月下旬から11月上旬の間
【アクセス方法】
南種子町役場前の町道を門倉岬に向かって走ること、約15分でこの地に着きます。

【踊りの説明】

種子島の各地にヤートセーは存在していますが、比較的歴史は新しく戦後伝承されています。資料によりますと、戦後闇取引の警備に種子島に来たお巡りさんが伝えたと言われています。

御崎神社の秋季大祭で奉納された平野公民館の皆さんによるヤートセーで、崩しは「甚兵衛口説」です。ヤートセーなどの踊りは、一般的に口説踊りと呼ばれています。また、中踊りに属します。

この西之校区にはたくさんのヤートセーがあるのですね。しかし、各地域で少しずつ踊りが違います。平野地域のヤートセーは、踊り子が男性と女性が混在して踊ってくれます。したがって、優雅な踊りが一段と艶やかさも増し、色気のあるヤートセーを楽しませてくれます。

ヤートセーの踊りは、本踊り、崩しの二つの部分から構成されています。地域によっては、後半の崩しを省略する場合もあります。写真一枚目は、本踊りの様子で二重円で男性は外側、女性は内側を反時計方向に進行していきます。太鼓二人、鉦一人、入鼓二人、そして、踊り子は男性十四人、女性七人の合計二十五人で披露してくれました。

男性の服装は、黒の衣装姿に頭に日本タオルのハチマキをして、色鮮やかなたすきがけ、そして黒の足袋でワラジを履いています。女性は鮮やかな着物姿で白足袋でぞうりを履いています。また、太鼓だけは華やかな衣装姿ですが、左半分だけ着ています。

踊り子全員で歌いながら進行していき、「ヤートセー」の掛け声が随所に出てきて、次第に踊りが盛り上がっていきます。崩しは「甚兵衛口説」でやはり二重円で披露してくれました。他のヤートセーにない部分です。太鼓、鉦、入鼓の鳴り物や掛け声が神社境内いっぱいに響いていきます。女性の参加で、優雅さの中にも艶やかなヤートセーで観衆を魅了してくれました。

ヤートセー(甚兵衛口説)〜本踊り 写真は、ヤートセーの鳴り物の太鼓です。太鼓に続き、鉦、入鼓の順となっています。太鼓を力いっぱい叩きながら、掛け声も出していきます。そして、ヤートセーの歌詞が出てくると、太鼓を頭上に高々と持上げ叩いていきます。
ヤートセー(甚兵衛口説)〜本踊り 写真は、ヤートセーの歌詞の繰り返しの最後のヤートセーのときに、内側を向き、左手は垂直に曲げ、そのとき右手は水平に曲げ左ひじに添える仕草の部分で、ヤートセーの最も哀愁に満ち溢れる瞬間です。なお、ヤートセー〜甚兵衛口説は、円形の隊列で連続して踊っていきます。

【過去の画像】

ヤートセー〜本踊り 2011.11.3
ヤートセー〜本踊り 2011.11.3(ふるさと祭りにて)
ヤートセー〜本踊り 2006.11.5
ヤートセー〜本踊り 2006.11.5(御崎神社境内にて)