大踊り〜とたか千代嬢

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白と黒のコントラストが見事...

大踊り〜とたか千代嬢〜本踊り
【撮影場所】
鹿児島県南種子町茎永宝満神社境内
【撮影日時】
2012年10月21日(日)、11時00分〜11時30分
【写真情報】
サイズ[44.1〜59.7KB]、カメラ[Nikon D300]
【奉納場所】
南種子町宝満神社
【奉納時期】
偶年十月(旧暦九月九日)の前の日曜日
【アクセス方法】
南種子市街地から県道586号線を茎永に向かって走り、さらに門倉岬方向に進むこと、約15分で宝満神社に着きます。

【踊りの説明】

宝満神社の秋季大祭で奉納された茎永中の町公民館の皆さんによる踊りです。

踊りの服装は、頭に笠をかぶった踊り手が十六人、入鼓八人、そして鉦八人です。またハチマキをした衣装を身に着けた太鼓八人がいますので、全体では二十四人の踊りです。安城踊りに比べ、太鼓の衣装が違っています。落ち着いた雰囲気がありよくバランスが取れています。

入場は、写真の右方向から太鼓や鉦を叩き、それぞれ掛け声を出しながら入場してきます。この大踊りは入場から退場まで三十分を超える踊りです。見た目は安城踊りとほとんど変わりません。円形の隊列になったり、垂直になったり色々で踊りも盛り上がっていきます。写真一枚目は、本踊りの様子です。白と黒のコントラストが見事です。

踊りの特徴は、太鼓と笠が二重円で移動しながら踊る時、それぞれの進行方向は正反対に移動していきます。また、太鼓と笠が二重円で踊る時、笠の位置がほとんど変化しないこともあります。終始太鼓や鉦の音が聞こえ、音が途絶えることがありません。境内いっぱいにに太鼓や鉦の民族的な音が響きをわたります。時には荘厳な雰囲気もあり、勇壮な中にも哀愁も満ち溢れています。じっくり踊りを楽しむことが出来る郷土芸能です。

大踊り「とたか千代嬢」〜出端 写真は出端の様子です。八の字型で、太鼓、笠、それぞれ一列で入場していきます。次第に笠は内側の円形に、太鼓は外側の円形の隊列になり、本踊りが始まっていきます。
大踊り「とたか千代嬢」〜本踊り 写真は、本踊り全体の様子です。太鼓は、外周を時計方向に移動します。本踊りが終わると、崩しの踊りです。崩しは短い踊りで、垂直になったり対面になったりします。
大踊り「とたか千代嬢」〜内周の笠 写真は、内周の笠です。入鼓と鉦が交互に配置されています。

とたか千代嬢

寺おどり

この寺に参りてみれば有難や
この葉の煙は何時も
絶やせぬ 絶やせぬ
この寺に参り手見れば面白や
八つ九つの稚児が絵を描く
稚児が絵を描く
絵描くには黄金の墨も良かりける
揃えた筆は白金の軸
白金の軸

とたか千代嬢

とたか千代嬢と寝たる夜は
案じ忘れて舵とらん
船の櫓拍子ははたと忘れた
船は出ていく出て走る
船の泊まりは港定めん

くずし

島原矢七は気さく良し
花の千代嬢に 暇だす
それがお情けか五貫帷子二貫帯
それを千代嬢に参らしょうよ
引いて戻る夜君は
夜明け方の横雲

海女が焚く

海女が焚く灯はいざる灯か
その面影は西よりも
心は消え消え消え入るその身は
さてないとなる顔
思いが富士は山より高く
落とせば落とす
落とせば落とす川の瀬に
想い想うてやる玉梓は
恨みは田子の恨みは
田子の波の数

くずし

豊後勢は翻る
日向の佐戸原の都
其れが薩摩により聞こえ
薩摩の館にお上げやる
十万余騎程お上げやる

三本榎木

これのお庭に三本榎木
榎の実や成らずに
金が成るそうよ金が成るそうよ
これのお庭に湯川が掘れそう
お湯は沸かずに金が沸くそうよ
金が沸くそうよ
様と吾れとは御門の蝉よ
昼は別れて夜ばかりそうよ
夜ばかりそうよ

くずし

これの屋敷は誰が屋敷
本郷津の守伊藤殿
柱は何本建てたやら
六十六本 みな黄金
垂木口をば見てやれば
金を飲ませて包ませて
引いて戻る夜君は
夜明け方の横雲

歌詞は十月二十九日発行の「公民館だより」より掲載させていただきました。

【動画コーナー】

※ 2012年10月21日、南種子町茎永宝満神社の秋季大祭で奉納された中の町地域の大踊り〜とたか千代嬢を撮影したものです。この動画に中には、寺おどり、とたか千代嬢、海女が焚く、三本榎木を収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:大踊り〜とたか千代嬢(南種子町茎永中の町)

【過去の画像】

大踊り〜とたか千代嬢 2006.10.29
大踊り〜とたか千代嬢 2006.10.29(宝満神社境内にて)