上立石地域は、東シナ海に面しています。県道沿いに廣濱神社があります。毎年旧暦の九月九日に廣濱神社の秋季大祭を行っています。
踊りを奉納する前に、神社で神事を行い、それが終わった後、海岸に行き神社前の大きい岩の上で、再び神事を行います。その神事が終わると、神社境内で「くらまぐち」の踊りを奉納していきます。
太鼓、踊り子、そして関係者が踊る前にお神酒を口にしてから踊りを披露します。夕暮れ時に境内で奉納されたあと、海岸でも再び奉納していきます。「くらまぐち」は、写真でも分かるとおり、男性だけの五人で踊っていきます。羽織袴姿に、日の丸のセンスを持ち手踊りを披露します。
太鼓と歌にあわせて、古式床しきゆっくりと静かに哀愁たっぷりに踊ってくれます。大勢の華やかな郷土芸能もいいですが、少人数の踊りも味わい深くて感動させられます。神社境内と海岸での「くらまぐち」を楽しませていただきました。
上立石地域のみなさまありがとうございました。この「くらまぐち」のほかに、「はなのかずかず」という踊りもあり、2007年は「はなのかずかず」を奉納するとのこと。写真は、神社で奉納している様子です。
神社境内で奉納したあと、海岸で「くらまぐち」を奉納していきます。夕映えの海岸の中で踊りを見るのも本当に素敵ですね。哀愁たっぷりに踊ってくれました。 |