くらまぐち

静かに哀愁たっぷりに

踊り「くらまぐち」
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡南種子町西海上立石廣濱神社境内
【撮影日時】
2006年10月30日/17時09分〜17時22分
【奉納場所】
南種子町西海上立石廣濱神社
【奉納時期】
毎年十月の旧暦九月九日
【アクセス方法】
南種子町役場前の町道を門倉岬に向かうと、信号機があるので交差点を直進すると約15分で上立石に着きます。

【踊りの説明】

上立石地域は、東シナ海に面しています。県道沿いに廣濱神社があります。毎年旧暦の九月九日に廣濱神社の秋季大祭を行っています。

踊りを奉納する前に、神社で神事を行い、それが終わった後、海岸に行き神社前の大きい岩の上で、再び神事を行います。その神事が終わると、神社境内で「くらまぐち」の踊りを奉納していきます。

太鼓、踊り子、そして関係者が踊る前にお神酒を口にしてから踊りを披露します。夕暮れ時に境内で奉納されたあと、海岸でも再び奉納していきます。「くらまぐち」は、写真でも分かるとおり、男性だけの五人で踊っていきます。羽織袴姿に、日の丸のセンスを持ち手踊りを披露します。

太鼓と歌にあわせて、古式床しきゆっくりと静かに哀愁たっぷりに踊ってくれます。大勢の華やかな郷土芸能もいいですが、少人数の踊りも味わい深くて感動させられます。神社境内と海岸での「くらまぐち」を楽しませていただきました。

上立石地域のみなさまありがとうございました。この「くらまぐち」のほかに、「はなのかずかず」という踊りもあり、2007年は「はなのかずかず」を奉納するとのこと。写真は、神社で奉納している様子です。

踊り「くらまぐち」 神社境内で奉納したあと、海岸で「くらまぐち」を奉納していきます。夕映えの海岸の中で踊りを見るのも本当に素敵ですね。哀愁たっぷりに踊ってくれました。
2015.10.29〜