初祈祷

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しぶたに矢を放ち、悪魔を退治する

神主による祝詞の奏上
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡南種子町島間小平山
【撮影日時】
2013年1月1日/8時57分〜11時03分
2011年1月1日/8時49分〜10時30分
【写真情報】
サイズ[40.3〜46.8KB]、カメラ[Nikon D300+SB-900]
【行事場所】
南種子町島間小平山地域
【行事時期】
毎年一月一日、午前九時より
【アクセス方法】
南種子市街地から国道58号線、広域農道を経由すること約20分で、この地に着きます。

【行事の説明】

小平山地域に伝承されている「初祈祷」です。毎年一月一日に、午前九時から、小平山地域の氏神である滝口神社で、各関係者のみにより行われている伝統行事です。

ところで、「初祈祷」とは、「ハマ祈祷」、「町祈祷」とも呼ばれ、種子島の各地域で行われています。地域によっては、「先祖祈祷」とも呼んでいます。悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災などを祈る行事です。小平山地域では、弓、矢、しぶた、シュエイで悪魔を退治しています。九時前後になると、神主により神事が行われます。関係役員は、神社前に正座していますが、そのほかの関係者はその後方にいます。神主の祈祷、関係者の玉ぐし奉納などを行い神事が進行していきます。

神事が終わると、いよいよ境内にて、クズカズラで作ったしぶたを転がして、横で弓矢を放っていきます。見事しぶたに命中すると、今年も豊作となります。すべてのしぶたに矢が命中し終わると、弓、矢、しぶた、シュエイを隣接する地域の境界付近に行き、魔除けの立て札とともに置いていきます。それが終わると、公民館へ移動し、ナオライが始まります。

その一連の初祈祷の模様を掲載しています。なお、写真一枚目は、神主による祝詞の奏上です。地域の風景、安泰、繁栄などを読み上げていきます。これが終わると、玉ぐしの奉奠です。

供え物 写真二枚目は、神棚の供え物です。野菜、大豆、塩、米、餅、魚、果物、お神酒などです。そして、写真右に、シュエイを置いています。
玉ぐしの奉奠 神事の最後は、関係者による玉ぐしの奉奠です。写真は、小平山老人クラブによる玉ぐしの奉奠です。これが終わると、お神酒の閉栓を行い全ての神事が終了します。
お神酒と餅 神主による一連の神事が終わると、出席者に、お神酒と餅が与えられます。餅は、小さいニガダケで作った箸で差し出します。その奥で、お神酒を差し出しています。与えられた餅は、神社で食べていきます。
クズカズラで作ったしぶた 境内で、前方より、クズカズラで作ったしぶた(輪っぱ)を転がします。そのしぶたをめがけて矢を放っていきます。全てのしぶたに矢が命中すると、神社での行いは終了します。そして、手分けして、神社入口、地域の境界付近に魔除けの立て札やしぶた、矢、弓、シュエイなどを置きに出かけていきます。【写真は、2011年撮影】
魔除けの立て札やしぶた 中種子町との境界付近に置かれた魔除けの立て札、シュエイ、弓、矢、しぶたです。
ナオライ 地域の境界付近に魔除けの立て札を差したり、しぶたなどを置き終わると、公民館にて、ナオライが始まります。

今回、ナオライにも参加させていただきました、小平山地域の皆様お世話になりました。

【動画コーナー】

※ 2013年1月1日、南種子町島間小平山滝口神社の初祈祷を撮影したものです。この動画に中には、初祈祷神事、しぶた射る様子、境界の立札などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:滝口神社初祈祷(南種子町島間小平山)