町祈祷

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神職による町祈祷...

町祈祷神事の玉ぐしの奉奠
【撮影場所】
鹿児島県西之表市国上中目
【撮影日時】
2016年1月17日(日)/9時52分〜13時03分
【行事場所】
西之表市国上中目公民館
【行事時期】
毎年一月十五日前後、午前十一時より
【アクセス方法】
西之表港より県道581号線経由すること約20分。

【行事の説明】

西之表市国上中目地域に伝承されている「町祈祷」です。毎年一月十五日前後に、午前十一時から中目公民館に、各地域民が集まり祈祷が行われます。

種子島の各地域で行われている正月行事の中で、悪魔払いの行事は、「ハマ(破魔)行事」、「ハマ祈祷」、「町祈祷」とも呼び、地域によっては、「先祖祈祷」とも呼んでいます。悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災などを祈る伝統行事です。中目地域の町祈祷は、地域住民が公民館に集まり、神職によって、祭壇を作って祈祷することです。

写真一枚目は、町祈祷神事の玉ぐしの奉奠です。地域役員など関係者が玉ぐしを奉ります。そして、今年の繁栄などを祈願するのです。

町祈祷神事が終わると、地域の境界や入口にチンチクダケで作った魔除けの札を差した立札と玉ぐしをおきます。それが済むと、公民館でナオライが始まります。ここで、地区民同じものを食べて、心を一つにします。そして、今年のことなど夜遅くまで飲み語らうことになります。

公民館に設置された祭壇 写真は、公民館に設置された祭壇です。玉ぐし、供え物、立札などです。
祭壇の供え物 祭壇の供え物です。旬の野菜、お魚、大豆、塩、焼酎、お米、果物などです。神事の献撰で、お神酒の蓋を開けます。
酢ざーを作る作業 早朝からご婦人たちは、ナオライで出される食べ物を作っています。
酢ざー・塩サバ 写真は、ナオライで出される伝統の食べ物「酢ざー」と「塩サバ」です。酢ざーは、大根とにんじんをおろしたものをダイダイの搾り酢で混ぜ合わせたものです。そして、塩サバは、煮たものです。食べさせていただきましたが、シンプルな中にも郷土の味を感じさせてくれました。
煮たからいも 塩サバ・酢ざーとともに出されるのが、写真のもの、煮たからいもです。今は、安納芋を使っています。本当に美味しんですよ。
お漬物などのつまみ こちらは、お漬物などのつまみです。素朴な味が何とも言えないですよ。
中目公民館 中目公民館です。種子島は、708年〜824年ごろまで島でありながら多禰國として一国扱いされていたが、その後、大隅国に合併されている。
町祈祷神事の祝詞の奏上 町祈祷神事の祝詞の奏上です。神職により、繁栄、神々を読み上げ、地域住民の安全、無病息災などを祈願します。
お神酒を受ける すべての祈祷神事が終わると、ナオライです。お神酒を一人ずつ受けていきます。
ナオライ ナオライです。この日お祭りですので、特に男性は夜遅くまで飲み干します。地区役員の家に行ったりして、今年一年を語らいます。
境界の魔除けの立札 公民館での神事が終わると、祭壇に並べられていた立札を地域の境界に立てていきます。中目のハマ場は、ソテツが植栽されています。

※ 2016年1月17日、西之表市国上中目で行われた町祈祷を撮影したものです。この動画の中には、公民館での神事、町祈祷準備、立札立て、ナオライなどを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:国上中目の町祈祷酢ざー・塩サバ・煮たからいもを食べるナオライ

 
 
2016.1.20〜