大踊り〜北の町

大踊りに女性の踊り子が珍しい

大踊り[北の町]〜本踊り
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡中種子町増田中之町錦神園神社
【撮影日時】
2017年11月17日(金)/15時11分〜15時30分
【奉納場所】
中種子町増田中之町錦神園神社
【奉納時期】
11月17日、午後3時00分〜
【アクセス方法】
中種子市街地から約15分で、熊野神社に着きます。

【踊りの説明】

中種子町増田中之町錦神園神社秋季大祭で、仲之町民謡保存会による大踊り北の町が復活して2年目の踊りが増田小学校体育館で、午後3時より公開されました。大踊りとしては、安城踊りに属しますが、踊る回数が一回です。これは、中種子町に伝承する大踊りの大きな特徴です。また、大踊りの最大の特徴は、女性の踊り子がいることです。これは、現在、種子島の大踊りの中で、他にない珍しいものです。したがって、大踊りの中でも女性踊り子のいるせいで、優しい手踊りの中にも勇壮な踊りも混ざった奥深い踊りに仕上がっています。

この大踊りの服装は、黒の衣装姿で頭に花笠をかぶった踊り子が八人、入鼓四人、そして鉦四人です。またハチマキをした艶やかな衣装を身に着けた太鼓六人、女性踊り子は十二人います。合計二十六名での踊りです。

ところで、この大踊りは出端、本踊り、崩し、引端で構成されています。写真一枚目は、本踊りの様子です。外周の踊り子は、時計方向に移動しながら踊ります。移動距離が少ないのも特徴です。太鼓や鉦が多いので、場内いっぱいに民族的な声や音が響きわたり、勇壮な踊りを披露してくれました。

大踊り[北の町]〜打ち込み 写真は入場する前の打込みです。これが終わると、入場します。隊列としては、源太郎踊りに似ています。
大踊り[北の町]〜出端 写真は大踊りの出端です。前進するに従い、次第に円形の隊列になります。
大踊り[北の町]〜本踊り 写真は大踊りの本踊りです。執拗なくらいの繰り返し踊りが続きます。写真は、女性踊り子です。黒の着物姿ですので、落ち着きがあり、荘厳な雰囲気があります。踊りとしては優しい手踊りです。
大踊り[北の町]〜くずし 写真は、大踊りのくずしです。大踊りの中でリズミカルなテンポで踊ることになります。ほかの大踊りでも見どころの部分です。この後、女性の踊り子が待機し、太鼓と鳴り物で、水平に展開して踊りも終了します。

北の町

一. (ン) 堺北の町にや札が建つとさあ
    (ヤー) 他人(ひと)の嫁御(よめご)盗るな盗らせじ
    (アーヒイヤ) 盗るな盗らせじ
    (ヤー) 恋の踊りは ひと踊り
    (アーヒイヤ) ひと踊り

二. (ン) 堺出づれば住吉の
    (ヤー) 松にゆずりの 小松恋し
    (アーヒイヤ) 小松恋し
    (ヤー) 恋の踊りは ひと踊り
    (アーヒイヤ) ひと踊り

三. (ン) しのぶ小所路(こしょろ)に笹植えて
    (ヤー) 来るやこぬは笹がしる
    (アーヒイヤ) 笹がしる
    (ヤー) 恋の踊りは ひと踊り
    (アーヒイヤ) ひと踊り

[くずし]
おらが弟の 千松は
まだ十三には ならねども
伊勢と熊野に 初詣り
行こや友だち 花折りに
花は何花 問うたれば
久遠法華経 菊の花
一枝折て 手に持ちて
二枝折て 腰にさす
三枝折て 空見れば
下り松から 日がくれて
そばなる小家に 宿とりて
宿はせまし 御座せまし
暁に起きて 空見れば
稚児の様なる 天晴は
盛り杯を 手に持ちて
兄のゆずりの 白小太刀
お父上のゆずりの 笙の笛
城の麓に 吹く笛は
世の中良けれど 吹き鳴らす
やらやら 見事やら見事
引いてもどる 夜明けには
夜明け方横雲

※ 2017年11月17日(金)、中種子町増田中之町錦神園神社の秋季大祭で、増田小学校体育館で公開された大踊り〜北の町を紹介しています。なお、動画の中には、踊る前の様子、コメント、大踊りの出端、本踊り、崩し、引端などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:大踊り北の町錦神園神社秋季大祭での踊り増田中之町民謡保存会2017年

 
2017.11.18〜