源太郎踊り

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緩急に富んだ踊りを楽しませてくれる

源太郎踊り〜太鼓
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡中種子町種子島中央体育館
【撮影日時】
2010年11月7日(日)/13時30分〜13時54分
【写真情報】
サイズ[42.0〜58.4KB]、カメラ[Nikon D300+SB-900]
【奉納場所】
中種子町野間町山崎公民館
【奉納時期】
近年は、主なイベント時のみ
【アクセス方法】
中種子市街地から車で約五分。

【踊りの説明】

平成22年11月7日(日)、第31回農林漁業祭町制施行70周年記念郷土芸能祭で、披露された野間町山崎地域に伝承されている郷土芸能「源太郎踊り」です。鹿児島県無形民俗文化財に指定されています。

源太郎踊りは、種子島の各地域に伝承されており、ところによっては、「山口踊り」とも呼ばれています。源太郎踊りの発祥地は、種子島では西之表市住吉とされており、そこから島内各地へ広まったとされ、伝承によると、鎌倉時代の頃から踊られたとも言われています。町山崎地域の源太郎踊りは、明治時代に途絶えていましたが、その後、昭和22年の公民館落成式を機に復活されてきました。

その後地域ぐるみで伝承され、昭和39年に鹿児島県無形民俗文化財に指定され、現在に至っています。西之表市住吉やそのほかの地域にも源太郎踊りはありますが、町山崎地域の源太郎踊りは、よくバランスが取れていると言います。

踊りの服装は、頭に花笠をかぶり、袈裟をかけた踊り子が十二人、入鼓六人、そして鉦六人です。またハチマキをした花柄模様のジュバンを着た太鼓十二人、そして、女性が十四人いますので、全体では三十八人の踊りです。

入場から最後の退場まで、二十五分の踊りです。基本の隊列は三重円で、外周は着物姿の女性、中は太鼓、中心は花笠です。源太郎りは、ほかの踊りと同様、出端、本踊り、崩し、引端の組踊りで構成されており、本踊り、崩しは、七組(長者殿、山口下り、音にきく、土佐から舟、めでし、近江の国、うぐいす)に分かれています。

源太郎の踊りの特徴は、着物姿の女性は反時計方向、太鼓は時計方向、花笠は反時計方向へ、基本的には移動しながら踊っていきます。写真一枚目は、太鼓の本踊りを写しています。本踊りは、大変ゆっくりした踊りになっており、優雅な踊りを楽しめます。終始、太鼓や鉦の音が聞こえ、踊りが盛り上がっていきます。華やかさの中にも、黒の色調が、落ち着いた雰囲気を感じさせてくれます。後半になると、円形の隊列から垂直に変化し、緩急に富んだ踊りを楽しませてくれます。

源太郎踊り〜円形の隊列 源太郎踊りは、基本的には円形の隊列です。三重円になっており、踊りが開始されてから十三分が経過しています。
源太郎踊り〜出端 写真は、源太郎踊りの出端です。入場時は、六列縦隊になっていますが、前進するにしたがい、円形の隊列になっていきます。女性は、外周になります。これがおわると、体制を整え、本踊りが始まります。
源太郎踊り〜女性の本踊り 写真は、女性の本踊りです。本踊りは、短い飾り棒と扇子を持って踊ります。女性が混在していることで、踊りに艶やかさが増しています。
源太郎踊り〜中心部の花笠 写真は、中心部の花笠です。入場から十五分が経過しているところです。鮮やかさと、黒が基調になっているので、落ち着いた雰囲気が感じられますね。
源太郎踊り〜崩し 写真は、中盤過ぎると、崩しの踊りで、乱調子気味で、リズミカルに踊ってくれます。源太郎踊りでも、見所を迎えます。緩急に富んだ踊りを楽しませてくれます。
源太郎踊り〜外周で踊る着物姿の女性 写真は、崩しのときには、女性の隊列は、花笠と平行になっており、前後に移動しながら踊ってくれます。何とも哀愁に満ち溢れた踊りを楽しませてくれるのです。
源太郎踊り〜引端 写真は、源太郎踊りの引端です。崩しの踊りが終わると、最初の入場位置まで退場して、踊りが終了します。

源太郎踊り

長者殿の親方様にお参りやる 槍薙刀のお供の衆は又五百人
草葉もなびけどお立やる 草葉もなびけどお立やる

あれこそこれの山口下りのげんだらよう 山口くだりのげんだらよう
げんだら殿こそ若衆の中でも若衆ぶる 若衆の中でも若衆ぶる
ヨー上のお寺に笛が鳴る あいちょろちょろと笛が鳴る
ヨー出ては逢いたしひまはなし なぜおもきをなぜおしゃる

音に聞く音に聞く 駿河の国の千代童殿は恋をめす
するの松女は十四なり 千代童殿は十五なり
十四と十五の仲なれば言葉に花をば咲かせたや よう咲かせたや
千代童殿のおしゃるようにゃ 二つの刀と親両人は捨つるとも
よもやすてじの松女殿 ヨー松女殿よ
松女殿のおしゃるようにゃ 唐の鏡と親両人は捨つるとも
よもやすてじの千代童殿よ ヨー千代童殿

土佐から舟が三ぞうほど参る さきにはぜによ中にはかねよ
あとなは土佐のわさ米よ わさ米なればみでひてはかる
斗かきはおいて手ではかる 斗かきはおいて手ではかる
土佐の小川におこぎに行けば 帯をしめきるな たすきをしめきるな
糸よりゃ細いおらが腰おば 糸よりゃ細いおらが腰おば 十七、八の秋野を行けば
小萩もさかる我もさかる 小萩もさかる我もさかる

めでし偲んで 言葉のかげそーよ ただこいがねの ただこいがねの 野辺の草 野辺の草
ヨーオハイ ヨーオハイ 心づくしの秋野の花よエーエ
見る人ごとの聞く人ごとの おりたがる つみたがる ヨーオハイ ヨーオハイヨー

近江の国の道格殿は御陣立ち あれを見よ これを聞け
坂東の名馬に黒鞍しかせて 小桜おろしの鎧着て
かぶとは八重の磯の富士 五年このかたしのび申せど みぞ掘り河掘り七筋掘りて
七重の御門に七人ごもりの御番所あれば しのびもいらぬ御所で添おう よう御所で添おう

上は山 上は山 下は清水で冷やされて ひらきかねたよ桜花かよ
やらやら目出度う やら目出度う やらやら目出度う やら目出度う
うぐいすがうぐいすが 花ふみちらすほそ足で 大なぎなたでさくと切らばよ さくと切らばよ
やらやら目出度う やら目出度う やらやら目出度う やら目出度う