部落供養

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ほら貝を吹いて部落供養が始まる...

辻札と弓矢
【撮影場所】
鹿児島県西之表市伊関沖ヶ浜田
【撮影日時】
2016年12月25日(日)/8時31分〜12時10分
【行事場所】
西之表市伊関沖ヶ浜田日蓮上人供養碑
【行事時期】
毎年12月25日、午前10時より
【アクセス方法】
西之表港より県道75号線、県道591号線を経由すること約30分。

【行事の説明】

伊関沖ヶ浜田地域に伝承されている「部落供養」です。毎年12月25日に、午前10時から日蓮上人供養碑前で、集落民が集まり行われているものです。

沖ヶ浜田集落で行われている部落供養は、集落民と家畜、魚、草木などすべてが含まれ供養するものです。悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災及び家畜などの供養する行事です。ハマ祈祷と同じように、供養が始まる前に、ほら貝を吹き、法華宗日典寺ご師匠により供養が開始されます。他の地域では、見られない独特のものです。また、仏事によって、供養するのも特徴的です。

まず、関係者は、前日に供養碑に集まり、碑の清掃を行います。石を丁寧に磨き上げるのです。そして、墨汁で、文字を記入して供養当日に備えます。

供養碑広場への階段 供養碑は、沖ヶ浜田地区共同墓地の西側にあります。写真は、この階段を上がると、自然石が19建っています。
供養碑広場の自然石群 供養碑広場の自然石群です。
小豆ご飯の入った重箱 小豆ご飯の入った重箱です。箸は、ニガダケで作ったものです。
部落供養 部落供養は、悪魔を退治し、地域の繁栄、安泰、無病息災、交通安全、海上安全、五穀豊穣、魚・家畜供養などを供養する行事です。お題目を唱えたり、唱題行を唱えたりして、供養されます。その間部落民は、静かにお題目を聞いています。写真は、供え物です。お神酒、大豆、お米、塩などです。
供養碑への書き込み 供養が始まる前に、供養碑にお師匠さんが、御題目の数や人数、家畜の頭数などを書き込みます。なお、前日までに家でのお題目を唱えておきます。
供養 供養碑の前には、シキブ、ろうそく、お線香、祈祷筒、線香立て、お水、小豆水をお供えしています。
参列者によるご焼香 参列者によるご焼香です。持ち寄ったお洗米を供えて、そのお洗米に水と小豆水をかけます。そして、線香をあげて供養します。
ご焼香 参列者全員焼香します。
お師匠さんによる祈祷筒で悪魔祓い・病魔祓い お師匠さんが、祈祷筒で悪魔祓い、病魔祓いを行います。これが終わると、部落供養は終了します。
仏壇前での合掌 供養担当者宅でのナオライです。宴席に着席する前に、仏壇前での合掌です。
吸い物・お刺身・おつけもの 写真は、ナオライで出されたお膳です。吸い物、お刺身、酢の物などです。吸い物に豆腐を使っているのが特徴です。
宴会 今年の部落供養や地域のことなど焼酎を飲みながら語らいます。今回、ナオライに参加させていただきました。関係者の皆様には、大変お世話になりました。

※ 平成28年12月25日、種子島の西之表市伊関沖ヶ浜田の供養碑で行われた法華宗日典寺のお師匠により執り行われた部落供養の模様を紹介しています。この動画の中には、お師匠による供養碑での書き込み、ほら貝吹き、供養、祈祷筒での関係者及び参列者の祈祷、お神酒受け、供養説明、担当者宅でのナオライ、仏壇合掌、お膳、乾杯などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の伝統行事:沖ヶ浜田の部落供養

 
 
2016.12.25〜