神楽(かぐら)

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ゆっくりとした静かな踊り

神楽〜本踊り
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡中種子町野間竹屋野霧島神社境内
【撮影日時】
2011年11月13日(日)/11時28分〜11時46分
【写真情報】
サイズ[36.6〜40.0KB]、カメラ[Nikon D300+C-PL(W)]
【奉納場所】
竹屋野霧島神社
【奉納時期】
毎年11月中旬の日曜日、午前11時〜
【アクセス方法】
中種子市街地から約五分で、竹屋野霧島神社に着きます。

【踊りの説明】

毎年竹屋野霧島神社の秋季大祭で奉納されている踊りの神楽(かぐら)です。竹屋野地域に昔から伝承されていると聞きます。長老のお話では、鎌田彦左衛門氏が神戸付近から伝授したのではないかと言われています。神楽(かぐら)以外に「うから」という郷土芸能もあり、この二つが秋季大祭で奉納されています。

そのほか、竹屋野集落には、武士踊り、雷踊り、じゃんとせーなどの踊りもあります。特に、武士踊りは、昭和32年新光糖業の工場落成を記念して、30年ぶりに踊ったそうです。

ところで、神楽は、竹屋野地域内の四十歳以上の男性踊り子で構成されています。神の祭ということで、踊り子全員黒の衣装姿が基本になっています。そして、「カムキ」という布で作られた面を被っています。神様に息がかからないようにという配慮があります。したがって、神様への踊りですので、華やかな踊りではありません。ゆっくりとした静かな踊りです。「カムキ」を付けているので、盆踊りの雰囲気もあります。

入場は四列縦隊の隊列になっていますが、次第に円形の隊列になっていきます。踊り子は腰にセンスを差しており、小鼓は六人で内側の円形の隊列になっています。踊りは六番まであり、一番を二回踊ります。神楽は、出端、本踊りで構成されており、センスを持っての踊りと手踊りを繰り返します。最後の六番は、ややテンポが速くなり短めな踊りで終了です。

写真一枚目は、センスを持った本踊りです。神楽は、基本的に時計方向へ前進しながら踊っていきますが、後退もしますが、踊り全体の移動量は大変少ないです。また、入鼓の隊列もほとんど定位置です。踊りに派手さや激しい動きなどはなく、ゆっくりしたテンポで、時には優雅に、時には荘厳に、また、哀愁も感じられる踊りです。

神楽の唄の頭 写真は、神楽の唄の頭です。ひときわ大きい声で、唄の先導を努めています。
センスを持たない手踊り 写真は、センスを持たない手踊りです。その中の一部で、この仕草は、西之本国寺盆踊りの中にも出てきます。カムキをかぶっているので、どこか共通点もあります。
センスを持たない本踊り 写真は、センスを持たない本踊りです。踊りの師匠さんが、注意深く見守っています。
円の中心部の鳴り物 写真は、円の中心部の鳴り物です。鳴り物は、入鼓六人で構成されています。シンプルな響きになっています。
神楽の最後の踊り 写真は、神楽の最後の踊りです。ややテンポが速くなっています。踊り子は、全員神楽の唄を歌って踊るのです。唄が終わると、踊った位置で踊りが終了です。引端はありません。

神楽

※千草振る 千草振る
  神の御前の 鈴の音
  神楽乙女の さんさつの声
  万才楽には 命を保つ
  相生の松風

一、それは若草 身は恨草
   何ぞそなたに 逢立話
   飽きもあかれも せぬ仲なれど
   よせなき声を 急かに急かれて
   末かせの頃に せめて逢ずとも悲し

二、奉るよ名にし 浪花の東堀
   聞いて鬼門の門屋敷瓦橋とは
   油屋の一人娘に お染とて
   二八の春の 花盛り
   家の子飼の 久松によ
   嫁にとろよと 紅鉄よ

三、あれを見やれよ 天理の梅よ
   枝は急き立て 葉は主儘に
   花の盛りは 和歌の浦
   和歌の浦には 名所がござる
   荷籠で詩とる これ名所

【過去の画像】

神楽〜本踊り 2008.11.15
神楽〜本踊り 2008.11.15(神社境内にて)
神楽〜本踊り 2007.11.11
神楽〜本踊り 2007.11.11(神社境内にて)