ヨンシー踊り

材木を切り出すときの神事の様子を踊りにしたもの

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ヨンシー踊り
【撮影場所】
鹿児島県西之表市現和風本神社付近
【撮影日時】
2015年10月24日(土)/13時56分〜14時08分
【奉納場所】
風本神社
【奉納時期】
風本神社秋季大祭
【アクセス方法】
西之表市街地から県道75号線を通り、JA西之表農協澱粉工場前の三叉路を現和田之脇に向かって進むと、田之脇漁港に突き当たるので、T字路を右に行くと風本橋が架かっています。橋の手前右手に風本神社があります。約20分でこの地に着きます。

【踊りの説明】

現和庄司浦に伝承されているヨンシー踊りです。種子島で唯一琉球芸能が伝えられています。踊りの由来は、今から約百六十年前庄司浦の祖先が、船乗りとして琉球旅をするうちに琉球の方から習ったものを、故郷へ帰り踊り始めたものと言われています。琉球では、国頭サバクイといわれるものです。昔、首里城を建設するときに、国頭村から椎、樫などの材木を切り出していました。その材木を切り出すときの神事の様子を踊りにしたものです。国頭サバクイは種子島の庄司浦が最北端です。

昭和十二年ごろまでは、毎年風本神社で踊り奉納していましたが、その後踊りは中断していきますが、昭和四十一年十月の願成就で、婦人会など総勢四十人で長老が伝授し踊っています。その後、平成六年三月二十日沖縄県名護市で行われた第5回しまうたフェスティバルに踊り子十五人が出場し、本場沖縄で披露しています。また、平成十年十月三十日、西之表市制四十周年記念事業で踊りを披露、平成十五年十月三十一日風本神社の秋季大祭で奉納し、現在に至っています。なお、ヨンシー踊りは、西之表市の無形文化財に指定されています。

ヨンシー踊りの隊形は、三列縦隊が基本です。隊形は次のとおりです。
           ○タイコ   ○しび ・・・・・・○ハッツィ ○バンジョガネ

   ←進行方向 ○唄 カネ  ○しび ・・・・・・○メシビツ ○メシガー

           ○ツエ    ○しび ・・・・・・○キリヨキ ○大ノコ

写真一枚目は、ヨンシー踊りの最初の本踊りです。踊りの人数は、タイコ、カネ、ツエの三人、しび二十一人、ハッツィ・バンジョガネ・メシビツ・メシガー・キリヨキ・大ノコそれぞれ一人ずつの六人、合計三十人での披露です。

踊りは二番まであります。一番目は「しび」だけの隊列で入場し、その後定位置で「しび」を持ちながら踊っていきます。それが終わると前進しながらの踊りです。一旦退場し、再び入場位置まで戻り、今度はハッツィ・バンジョガネ・メシビツ・メシガー・キリヨキ・大ノコそれぞれが加わっていき、二番目の踊りが始まります。しばらく定位置で踊りますが、やがて前進しながら踊り、退場して踊りが終了します。

ヨンシー踊りの見所は、何と言ってもハッツィ・バンジョガネ・メシビツ・メシガー・キリヨキ・大ノコのこっけいでダイナミックな踊りです。

ここに書いている記事は、2007年秋季大祭の三日前に練習会場である庄司浦公民館へ行き、保存会の責任者の方からヨンシー踊りのことを詳しく教えていただいたことによります。

ヨンシー踊りの鳴り物と唄い手 鳴り物と唄い手です。タイコ、カネ、ツエの三人が唄っているところです。三人とも付けひげをつけています。
ヨンシー踊りの出端 一番目の踊りで、出端の部分です。右肩には、「しび」を担いでいます。「しび」の長さは約七十センチです。
ヨンシー踊りのハッツィ・バンジョガネ・メシビツ・メシガー・キリヨキ・大ノコ 二番目の踊りで、最後列のハッツィ・バンジョガネ・メシビツ・メシガー・キリヨキ・大ノコのこっけいな踊りです。面をかぶりムシロを身に着けています。民族的な雰囲気がいっぱい詰まっています。ヨンシー踊りの見所部分です。
ヨンシー踊りのハッツィ・バンジョガネ・メシビツ・メシガー・キリヨキ・大ノコ 二番目の踊りで、最後列のハッツィ・バンジョガネ・メシビツ・メシガー・キリヨキ・大ノコのこっけいな踊りです。前進、後進などを繰り返します。
神社境内での奉納踊り 神社境内での奉納踊りです。秋季大祭神事、慰霊祭が終わると、関係者が見守る中、踊りを奉納するのです。【平成23年10月22日撮影】
神社境内での奉納踊り 神社境内での奉納踊りは、9名です。「しび」と「タイコ」だけで踊ります。【平成23年10月22日撮影】
 ヨンシー踊り

んーさあー さあー さあー さあー
(ん)声はいでずとーくどいて見ましょ   アーヨイ ヨイ
さらば 東西 静まり 給え ソーラ・ヨーイ・ヨーイ ヨーイナ
ハリャリャ コリャリャ ヤ・ハ・アトセー
(ん)西の大殿の お材木くだると アーヨイヨイ
地引き車で地を引いてあげて ソーラ・ヨーイ・ヨーイ・ヨーイナ
ハリャリャ コリャリャ ヤ・ハ・アトセー
ふゆかち はよさのか サイサイサイ
(んー)それとは神妙な 受け声を
受け声 たち声はしとしと アーソーレ
(んー)それなら何でも 語りましょう
ヤレ浜松に 浜松に アーソーレ
(んー)さぎと鳥が 巣をかけて
小枝を枕に 月をながむるな
※ ふいかの エンヤエイ    アーソーレ
ヤーコーノさんさのエーヤーナー アーソーレ
へーばろの へーばろの 西谷 でーふらせ
色の黒さや 村のはじなるな
※くり返し
西方の 西方の 錦のおざいや
雲とたなびくな
えーい えーい あやじょ ほーほみち
ちくよえん ちょーなさ
エイサー 力を合わせ ソレ みなちも そろて
ちおよして はやしのなー アーソーレ
えーい・えーい・ちびき
おざいもく 西のおやまでん
エイサー 力を合せて ソレ みなちも そろて
ちおよして はやしのなー

二 ハイリヤー ハイリヤー ハイリヤー
サー しゅーてんがなしじや ヨンシーヨンシー
サー お材木らやべる
※ ハイヨーエー ハーリヤーリヤ
サーハレガ ヨンシーサーハレガ デーデー
サーイ シヨーシヨ シヨーシヨ
サーイ ヒーヒ ヒーヒ
ハアーハアーハ ハアーハ
サー くんじやん さばくり ヨンシーヨンシー
サー みなちも そろちゅて
※くり返し
サー よかほのちじゅちゅし ヨンシーヨンシー
サー みまよの ちゅらさや
※くり返し
サー やんばら めなごじゃ ヨンシーヨンシー
サー おなぎの ねーはら
※くり返し
サー ごまんちょう まぎりじや ヨンシーヨンシー
サー ふたかた みおさめ
※くり返し
しゅいてんがなし それいは ちかように
そろて しゅんどう そーれ
※サレ ソーレヤイ ソレソーレソレヨイヨ
にわとりの子がや それいは ちかように
おかれ しゅんどう そーれ
※くり返し
ごまんちょうのまぎり それいは
ちかように
そろて しゅんどう そーれ
※くり返し

2023年(令和5年)10月28日(土)、西之表市現和風本神社の秋季大祭で、4年ぶりに復活奉納された庄司浦集落に伝承するヨンシー踊りを紹介しています。この動画の中には、踊る前の踊り子の意気込み、入場本踊り、退場などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:ヨンシー踊り 4年ぶりの復活奉納踊り!風本神社令和5年度秋季大祭

※ 2015年10月24日(土)、西之表市現和風本神社の秋季大祭で奉納された庄司浦集落に伝承するヨンシー踊りを撮影したものです。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:庄司浦のヨンシー踊り風本神社での奉納踊り

 

【過去の画像】

ヨンシー踊り〜バンジョガネ 2011.10.22
ヨンシー踊り〜バンジョガネ 2011.10.22(風本神社にて)
ヨンシー踊り〜バンジョガネ 2008.11.23
ヨンシー踊り〜バンジョガネ 2008.11.23(かんしゃ祭にて)
ヨンシー踊り〜しび 2007.10.27
ヨンシー踊り〜しび 2007.10.27(風本神社境内にて)
2015.10.27〜