ジャガイモ

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病害虫が本土に比べたら大変少ないこと

種子島ではジャガイモをたくさん栽培しています。種子島全体での作付け状況は、栽培面積129ヘクタール、栽培戸数は298戸、生産量は986トンです。

表1 平成27年度実績
  西之表市 中種子町 南種子町 合計
栽培面積(ha) 88.4 24.8 15.8 129.0
栽培戸数(戸) 175 73 50 298
生産量(t) 536.0 322.0 128.0 986.0

表1に種子島のジャガイモ生産状況を示したものです。この表から分かることは、 

戸数あたりの栽培面積は、西之表市が0.5ヘクタール、中種子町が0.34ヘクタール、・南種子町が0.32ヘクタールとなっています。また、戸数あたりの生産量は、西之表市が3.1トン、中種子町が4.4トン、南種子町が2.6トンとなっており、戸数あたりの収穫量は、中種子町が多くなっています。

種子島で栽培しているジャガイモは、すべてがニシユタカで、現在はシンシアは栽培されていません。なお、表2に1市2町の品種別の生産量を示しています。

表2 品種別の平成27年度実績
  栽培面積(ha) 栽培戸数(戸) 生産量(t)
ニシユタカ 129.0 298 986.0
シンシア 0 0 0
その他 0 0 0
合計 129.0 298 986.0

ニシユタカは、農林23号として1978年6月に登録されています。一方、シンシアはフランスのGermicopa社が1996年に育成した品種で、その後麒麟麦酒が導入しています。最近注目されているジャガイモの一つです。

ニシユタカは丸みを帯びており、暖地で最も多く栽培されています。「新じゃが」と言ったら、ニシユタカのことで、全国的に栽培されています。シンシアは、肌がきれいで丸くて細長いのが特徴です。食用として品質もよく、外観もよいので話題性のあるジャガイモです。

種子島では、からいもの収穫後にジャガイモを栽培することが多いのです。ジャガイモの栽培は、露地植えとマルチ栽培があります。露地植えでは一条、マルチでは二条が基本になっています。もちろん、黒ビニールを使ったマルチです。なぜ黒ビニールかといえば、雑草が生えてこないことと地温を上げて生育が期待できることが要因です。なお、露地植えでは追肥が必要になってきます。

ところで、種子島でのジャガイモの栽培で特徴なのは、病害虫が本土に比べたら大変少ないことです。したがって、農薬もほとんど使わなくて済むので、エコ農産物として人気が高いことです。植え付けを済ませれば、収穫するだけで何もしなくてよいので、手間もかからないのです。しかし、ジャガイモにも弱点があり、秋植えの場合は、霜に注意しなければいけません。霜にやられると葉が痛んでしまい、生産量に大きく影響を受けてしまいます。

ニシユタカは、掘りたてが美味しく、どんな食べ方にも合う品種です。一方、シンシアは、収穫後一定期間寝かせると美味しくなります。西之表市石堂にあるJA種子屋久石堂集出荷センターでは、ジャガイモの選果作業が行われ箱詰めされたのち、本土に向けフェリーで出荷されています。

写真一枚目は、ジャガイモ畑です。緑豊かに育っているのが確認できます。三月までは遅霜による被害もありますので、油断はできません。さつまいもに比べて、霜に対して注意が必要です。

写真二枚目は、ジャガイモの収穫作業です。機械を使って、掘り起こしていきます。そのあと、小型コンテナにジャガイモを入れて集荷します。そして、農協の選果場に運ばれるのです。

写真三枚目のジャガイモは、もちろんニシユタカです。小型コンテナで持ち込まれ、選果が行われるのを待っているのです。大変綺麗なジャガイモで美味しいですよ。

【実績データ提供:西之表市役所・中種子町役場・南種子役場様】

ジャガイモ畑

ジャガイモ畑
【撮影場所】
鹿児島県西之表市安納大平
【撮影日】
2008年2月28日/13時47分

収穫作業

収穫作業
【撮影場所】
鹿児島県西之表市安納大平
【撮影日】
2008年4月25日/15時01分

出荷場に運ばれたニシユタカ

出荷場に運ばれたニシユタカ
【撮影場所】
西之表市JA種子屋久石堂集出荷センター
【撮影日】
2008年2月28日/14時06分
2013.12.27〜