種子島の方言

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種子島の方言を全て紹介できませんが、これだけ知っておくと日常会話は分かる言葉だけ掲載しています。随時言葉の数を増やし更新していきます。種子島でもところによって少々違う意味があるかもしれません。

あいさつのとき...

けそー
こんにょー
ばんつけー
めっかりもーさん
あいさつのことばで、おはようございます、こんにちは、こんばんは。使用例→けそー めっかりもーさん、こんにょー めっかりもーさん(現在はめっかりもーさんをほとんど使う人はいないです)
おじゃりもうせ
いらっしゃいませ
おーきに
ありがとう、ありがとうございます
いたてくいから・いたてくらーよ
行って来るから
いまじゃったろ・いまやったろ
帰ってきたよ、ただいま
とーどうしゅー ござりもーす・とーどーしかなー・とーどーしかえ
久しぶりですね
のっちよー・のっちなー
さよなら、またね
もどいつけよ・もどいつけなー
無事帰ってよ、無事帰ってね
よかひよりなー・よかひよりーなったなー
いい天気だね。いい天気になったね
すばたえよ・すばたおーからなー・すばたえなー・すばとーたろーが
忙しく動き回る様子。一口で言うならば「バタバタ」すること。

会話をするとき...

あったらしか・あったらしかなー
もったいない、もったいないねー
 
あれー
あちらに。使用例→あれーいたろー(あちらに行ったよ)
これー
こちらに。使用例→これーいたろー(こちらに行ったよ)
いたろー
行ったよ、居ったよ、いたよ
あどなか・あどなかえ
うまくやれないことをいう
ほなく・ほなくよ・ほなくなー・ほなーたよ
蒸し暑いこと、蒸し暑かったことをいう
そんたー・ほんたー
それは
なにょー
何を
およまー
そうよ、そうにきまってるよ
だー
見せて、それを、どーれ
いかんばや
行ったほうがいいよ、行ってくるから
ほしとしたよ・ほしとしとーよ
無事に終わったよ、無事に終わったね
えーことしたよ・えーことしたなー
無事に済んだよ、無事に済んだね
いうたちゅーわ
言ったそうだ
がっつい
ほんとうに、まさに
こんたー
これは
あんたー
あれは
じぇっかー
ぬかるみのこと
ぼったー
古いこと、使い物にならないことをいう
ぼーけたよ・ぼーくいよ
参ったよ、夢中になったよ
〜かえ・〜かえー
〜よ、〜ですね。使い方の例→きれいかえ(きれいだよね)、はやかえ(はやいね)、たいそうかえ(疲れたよ)
おったよ
居たよ
とんとだれくろーた
本当に疲れたよ
こーでみれ・つまんでみれ
食べなさい、食べてみなさい
ちっとばっかい
ほんのすこし、すこしだけ
いけんな・いけんなーよ
いけないよ
あいや
なぜ、どうして
あいや あいや
間違ったことを行ったときに使います。使用例〜間違ったことをやってしまった時、心配して、あいや あいやと二回続けて言います。
あいたよーれ
疲れたときや急に痛くなった時に使う、あるいは立ち上がるときに使う
あーいたよ
会話をしていて、話を終えるときに最後にこの言葉付け加える。使用例〜ーーー今日も暑かったな、あーいたよ。これは、女性のお年寄りが多く使っています。これが使えると、立派な種子島人になれます。また、「あーいたよ」と言いながら座るときにも使えます。これは、男女共通です。
こたーなか・こたーなかよ
仕方ない、仕方ないかも
こけー くんな・こけー むかのーな
ここへ 来るな
そけー いっきくらーよ・いっきくいから
そこへ すぐ来るから
なしかー、なしかーかいまー
なぜ、どうして
なにょーしょいと・なにょーしといと
何をしているの
なんどこいじゃなか
それどころじゃないよ
じゃったもねーよ
そうだろうよ、そうでしょうよ
あばよ・あばい・あば・あーばよ
驚いた時に使う感嘆語。使用例→あばよ わごー どけーいたと?(あなたは どこへ行ったの)
とんとあきれ・あきれあきれ
あきれたときに使う
ごーらしなげー・ごーらしかなー
かわいそうに
ありよんど・しょんど
〜をやっているよ。
ありょーいはず・しょーいはず
〜をやっていると思うよ、〜をしていると思うよ
あっとよ・しょーとよ
〜は必ずあるよ、〜を必ずしているよ
あよー・あよーまー・あよーまくてー
うるさい、はがゆい時に使う
しきー・しきーまー・しきーなー・しきーよ
ほんとうに
じゃっちゅー
そうだろうか
じゃろーかえー・じゃろーかよー・じゃっちゅーかえー
そうではない
じゃらーちゃー
そうでしょうが
じゃっとよー
そのとおり
じゃっとーちゃー
じゃったでしょうが
じゃんかちゅー
そうだと思うが
じゃったきらー・じゃったよ
そうだった
じゃろーかい
そうだろうか
じゃろ
そうだよ、そうです、そう
じゃろーが
そうだったでしょう
そいじゃからよ
そうだと思う
じょーじょーはすたれ・じょーじょーはすくらーよ
ざまあみろ
へっそろー
ざまあみろ
じゃばってんか
だけれども
なにょーしょっとかなー
何をしているのか
たまるもんか・たまいもんか
がまんできるものか
じゃんかろー・じゃっちゅーか・じゃっちゅーかえー
そうじゃない
だいでかあんろー
誰か分からん
どけーいった
どこへ行ったの
そわんまれ・そがんまれ
そんなに
しもーた・しもーたえー・ちょっしもーた
しまった
なんちゅーてー
なにをいってるの
なんちゅーたちゅーて
何を言ったところで
わざいな
たくさん
〜さなー・〜さねー
〜へ。使用例→これさなー(ここへ)、あれさなー(あちらへ)、むこうさなー(むこうへ)
たいがー・たいがー たいがー
ほどほどに
よらーいき・よいらーいき
仲良くやっていこうよ!
よろーて
いっしょに
しょーしか
遠慮がちにものを言うときに使う
ないけつな
失礼なことを言われたとき強く口に出すときに使う
〜ちぇ
「〜て」、ての部分を「ちぇ」と言い替えます。これは特に中種子で多く使われています。使用例→「持って」は「持っちぇ」、「行って」は「行っちぇ」、「来て」は「来ちぇ」などと使います。
やぜくろしゅー・やじぇくろしゅー・やぜくろーしか・やじぇくろーしか
相手がうるさく言うときに使ったり、自分自身が反発する時に使う
にぎる・にぎられた
おこる、おこられる
ばかんげーたー
馬鹿なことを
じゃーすろー、じゃーすろーなー
叩く時に使う
しょのむ、しょのーで、しょのむな
自分に対してうらやましいことをいわれたときに使う言葉。使用例 たとえば相手がちょっと強くうらやましいことをいってきたときに、こう答えます。しょのむななー。しょのむなよ。しょのーで、そわんしていわんちゃろー。
かたぎる、かたぎんな、かたぎんなよ
自分の考えが正しく、事実でないことを理屈っぽく反対のことを言われたときに使う。使用例 会話をしていて自分の考えが正しいことが分かった時に、「じゃろーが、おいがいうたとおりじゃったろうが、かたぎんなよ。」と使います。
なまづらにっか、なまづらにっかなー
本当に憎たらしい時に使う。

人に関すること...

わー・わごー
あなたは
おぜ
あなた
おらー・おい
わたし
どまー
わたし
ども
わたし
どん・どんが
わたし、わたしの
どし
だい
わんたち・わんち・わんども
お前たちのこと
あがんし
あの人たち
わがっち
お前たち
ともだー
友達のこと
おじー
夫のこと
ばきー・ばじょー
妻のこと
いやし・いやしかえー・いやしかなー
食べ物に目がない人のことをいう
えずか・えぞか
働きのいい人のこと
ばかんつれ
ばか者たちのこと
がーなか
弱虫のこと
あっぽー・あっぴー
遊ぶこと
くやしかえー・くやしかなー・くやしもっこー
容姿の悪い人のことをいう(男女とも共通)
むぞか・むじょか
かわいいこと(人や物に使ってもよい)
ちんぐーばー
これは、主に幼児に対して前歯が2、3本欠けた状態のことをいう。大人に使ってもよい。使用例⇒わごー、ちんぐーばーになっといなー(あるいは、ちんぐーばーになっとらーちゃー)
しょーちゅーくらー
大酒のみの人をいう
にさー
若者、青年をいう
よくひっつー・よくひっつぼ
物惜しみする人をいう
ふっとすかん
ほんとうに嫌いなこと
よろくそー・よろくっそー・よろくっそーもん
意地悪な人をいう
よんごー・よんごーもん
ひねくれもの
あいじょー・あいやん・あにょー・にょー・じー
目上の人のことをいう。使用例→時夫という人がいたと仮定します。この人を種子島弁で呼ぶとこうなります。 とっきゃぁいじょー、とっきゃぁいやん、とっきーあにょー、とっきーにょー、とっきょーにょー、とっきぉーじー こんな感じです。
あんどまー・あんども
あの人たち
こんどまー・こんども
この人たち
あんわろー
あいつ、あの野郎
きょーだーぶら
兄弟のこと
けなー・けなーぶら
親戚のこと
はばしか
動作がすばやいこと
ひやずか
弱々しいこと
よっちり、よっちりもん
弱々しいこと或いは人をいう
おんじょー
一般的にお年寄りのことをいう
わがたち
お前たち

その他...

ふえくさか・ふえんくさか
生臭い匂いがするときに使う
ひったんがった・ひったまがった
驚いたときに使う
いらんこと・いらんこっちょー
余計なこと。使用例→いらんこと すんな!(余計なことをするなの意味)
せつなか
狭いこと、窮屈なことをいう
2017.9.12〜