自然ウォッチング「化石の観察」

ふるさと種子島 > 西之表市の旅行・観光情報 > 自然ウォッチング「化石の観察」

市内の子供たちを対象とした化石観察

平成21年2月8日(日)、午前9時より種子島開発総合センターにおいて、市内の子供たちを対象とした自然ウォッチング「化石の観察」が行われました。これは種子島開発総合センターで行っている「おもしろ博物教室」です。子供たち保護者を合わせると約40名が参加し、島内の化石廻りなどのほか、中種子町の犬城海岸では化石の採取も行っています。

午前9時にセンターに集合し、出席の確認や日程の説明の後、現地に出発しました。今回は、西之表市能野の墳礫の観察、住吉形之山化石の観察、住吉深川の漣痕の観察、南種子町河内化石の観察、田代化石の観察、そして昼食後、中種子町増田犬城海岸で化石の採取の日程でした。天候にも恵まれ、絶好の化石観察日和となりました。子供たちは、メモ帳やノートなど持参し、現地では熱心に説明に聞き入っていました。

ところで、おもしろ博物教室は、ふるさとの自然や歴史を学び、心豊かな青少年育成を目指す目的で設置されています。子供たちだけでなく大人も興味を持って体験できます。興味ある方は、ぜひ参加されたらいかがでしょうか。化石の観察の様子を掲載しています。なお、「おもしろ博物教室」については、種子島開発総合センター[0997-23-3215]にお問い合わせてください。

日程の説明 能野の墳礫 墳礫の様子
日程の説明 能野の墳礫 墳礫の様子
午前9時に種子島開発総合センターに集合し、館長から日程の説明を受けているところです。西之表市内はもとより、中種子町からも参加していました。 西之表市能野にある墳礫です。下西〜深川広域農道沿いにあります。能野の墳礫は、今から7000年前の縄文時代に、トカラ列島付近の海底火山の歴史上大爆発により、地割れの部分から大量の石が噴出してできたものだといいます。 写真は、その墳礫を写しています。写真中央部分の縦にある小石部分です。この大噴火により、種子島の人たちはほとんど死んでしまったといいます。周辺で二ヶ所あります。
形之山化石の観察 深川の漣痕 河内化石の観察
形之山化石の観察 深川の漣痕 河内化石の観察
西之表市住吉形之山化石です。ここの化石の特徴は、何と言っても象の化石が出てきたことです。全体ではありませんが、西之表象の一部が出てきまして、種子島開発総合センターに展示されています。そのほか、カエル、貝類、魚類の化石「タネガシマニシン」も出ています。 写真は、国道58号線沿いにある深川の漣痕です。漣痕とは、浅海で海水がゆれ動くさざ波の形が、そのまま残ったものをいいます。海岸近くにあるので、風化が激しいと説明がありました。漣痕は、西之表市の文化財にも指定されています。 写真は、南種子町河内の県道586号線沿いにある化石です。南種子町の文化財に指定されています。
河内化石 河内化石群 田代化石の観察
河内化石 河内化石群 田代化石の観察
河内化石の特徴は、何と言っても「ヤマガメ」の化石です。陸に住むカメの化石は琉球列島形成以前のもので、中新世中期以降の古地理と生物地理の変遷を知るうえで、貴重な化石標本だといわれています。写真左上のものが「ヤマガメの化石」です。 河内化石のもうひとつの特徴は、地面に大量のマガキの化石とゴカイ類の巣穴の化石が見つかっていることです。写真右前方が、巣穴、その先がマガキの化石群です。 写真は、田代の化石です。ごく普通に山中で化石を含む砂岩が見つかっています。化石には、ホタテガイ、イタヤガイ、アカガイなど巻貝、二枚貝などが多数含まれています。周辺は田代化石公園になっています。。
昼食 犬城海岸化石の採集 解散
昼食 犬城海岸化石の採集 解散
田代化石を観察した後、種子島宇宙センター広場で、楽しい昼食です。広場は、宇宙科学技術展示館の東にあります。美しい風景を楽しめる場所です。 写真の場所は、中種子町増田犬城海岸です。県道75号線沿いにあるので、比較的簡単に来ることができます。付近で、新第三紀中新世の示準化石のビカリヤ(2000-2500万年)が含まれています。そのほかオステリヤ(大型のカキ)、アナダラ(赤貝に似た貝)もあります。子供たちも一生懸命、タガネやドライバー、金槌を用いて採取していました。 ひと通り、化石廻りや化石の採集が終わり、犬城海岸で解散でした。みなさんご苦労様でした。
【撮影場所】
種子島開発総合センター、西之表市能野、深川、南種子町河内、田代、種子島宇宙センター、中種子町犬城海岸
【撮影日】
2009年2月8日/9時01分〜14時40分