1. ふるさと種子島>
  2. 西之表市の情報>
  3. 料理教室男組「イタリアン風」

イタリアン風に挑戦!!

イタリアン風の料理

イタリアン風の料理

西之表市保健センターすこやかにおいて、月に一回料理教室男組を行っています。これは、健康保険課が主体となり、市民の健康増進の一環として取り組んでいるものです。

市内に住む男性を対象としており、年齢も無関係で誰でも参加できる仕組みになっています。(市外の方も参加できます)

平成23年10月24日(月)の料理教室男組には、30代から80代まで幅広い年代で、13名の参加がありました。

今回のメニューは、イタリアン風の料理です。アンケートをとったら洋風のものを作りたいとの要望があり、特別に取り入れたとのことでした。

写真1枚目は、出来上がったものです。メニューは、パルミジャーノのリゾット、白身魚のパルサミコソース、パプリカのマリネ、ミネストローネの四種です。

写真2枚目は、参加者の健康チェックです。体の調子などの問診や血圧の測定も行ってくれます。

参加者の健康チェック

参加者の健康チェック

参加者の自己紹介

参加者の自己紹介

写真3枚目は、参加者の自己紹介です。「病気にかかってしまい、今は快方に向かっていて、サークル活動をやりたくて、市役所に相談したら、この料理教室を勧められた」と話してくれました。このほか、「自分を支えてくれるのは、料理である」とか、中種子から参加された方は、「移住してきて、月に一度、会うのが楽しみだ」とか、家内が調子が悪くなり、この教室に通うことなどいろいろな参加きっかけなど話してくれました。

写真4枚目は、保健センターすこやかの栄養士です。今日の料理の注意事項などを話され、皆熱心に聞き入っていました。

栄養士による料理ポイント説明

栄養士による料理ポイント説明

みんなで分担作業

みんなで分担作業

四つのグループに分かれて、それぞれ8人分の料理を作っていき、32人分を用意しました。今回、三人の初めての参加者もいました。写真5枚目です。

何回か参加されている方は、要領もいいですね。適当に分担しながら作業を進めていました。栄養士さんは、料理のポイントや作業の進め方など入念にアドバイスしてくれます。写真6枚目です。

栄養士によるアドバイス

栄養士によるアドバイス

トウガン料理を作る

トウガン料理を作る

写真7枚目は、沖永良部出身者で、奄美では「トウガン」は、貴重な食材でたくさん栽培されていると話され、今日の料理教室に持ち寄り、トウガンの煮込みを作ってくれました。そのトウガンの皮をむいたり、中の種子などを出しているところです。

穏やかな雰囲気の中で、和気藹々と分担して作業が進められていきました。写真8枚目です。

和気藹々と分担して作業

和気藹々と分担して作業

パプリカを焼く

パプリカを焼く

写真9枚目は、パプリカを焼いているところと、ミネストローネの野菜を煮込んでいるところです。パプリカは、ほんとに色鮮やかというか、機械で作ったようなプラスチック製品のように見えますよね。カラフルな食材です。

各グループには、料理のアドバイスや補助をしてくれる方がいまして、懇切丁寧に切り方などを教えていました。写真10枚目です。

野菜の切り方を教える

野菜の切り方を教える

粉末状のチーズを混ぜる

粉末状のチーズを混ぜる

写真11枚目は、パルミジャーノのリゾットを作っているところで、最後に粉末状のチーズを混ぜて、さらに炊き上げているところです。

写真12枚目は、休憩時間です。安納芋で作ったお菓子などを持ち寄って、和やかに筆談していました。今朝、四時に起きてお菓子作りを行った方もいました。

ちょっと休憩!!

ちょっと休憩!!

パルサミコソースを煮詰める

パルサミコソースを煮詰める

写真13枚目は、塩コショウをした白身魚をフライパンで焼いているところと、パルサミコソースを弱火で煮詰めているところです。

写真14枚目は、鶏とトウガンのみそ煮込みです。最後に酢を加えて、少し煮立てて出来上がったところです。

鶏とトウガンの味噌煮込みの出来上がり

鶏とトウガンの味噌煮込みの出来上がり

みんなで盛り付け

みんなで盛り付け

写真15枚目は、最後の仕上げ、盛り付けです。パルサミコソースを白身魚にかけている作業です。おいしそうな香りが漂っています。

各テーブルの盛り付け整理が終わると、試食会です。試食者は、今年70歳になった高齢受給者証交付会に出席された方です。

試食会の模様で、トウガンの料理を作られた方が挨拶しているところです。「奄美では、貴重にされているトウガンを使って料理したので、食べてほしい」などと話していました。写真16枚目です。

試食会の挨拶

試食会の挨拶

試食後の感想発表

試食後の感想発表

写真17枚目は、試食会が終わり、試食された方の感想を話されているところです。大半の方が、初めて口にする料理だったことなど、また、お父さんたちが手塩をかけて作ってくれて、大変ありがたかったなどと話された方もいました。

私も試食させていただきました。洋風はあまり口にすることはありません。しかし、健康増進には、いろいろな食材を食べる必要があると感じましたね。

今回のメニューを簡単に説明しておきます。

【パプリカのマリネ】

黄・赤色のパプリカ〜各1個、マリネ液[にんにく〜1片、レモン汁〜大1、パセリ(みじん切)〜大1、唐辛子(みじん切)・塩・コショウ〜少々]

@ボールにマリネ液の材料を入れてよく混ぜる。
Aフライパンでパプリカを丸ごと焼く。皮が表面に浮いてくるまで。その後、アルミホイルに包み、しばらくして皮をはぐ。
B Aを細長くきり、マリネ液に1時間ほど漬ける。

【ミネストローネ】

オリーブ油〜大1、たまねぎ〜1個、人参〜中1個、セロリ〜中1本、キャベツ〜1/8個、お湯〜800cc、ひよこ豆水煮〜50g、トマトケチャップ〜大1、コンソメ〜2個、白コショウ・塩〜少々

@たまねぎは薄切り、他の野菜は粗みじん切りにする。
A鍋にオリーブ油を入れ中火で、人参→たまねぎ→セロリ→キャベツの順で透き通るまで炒める。
B沸かしておいたお湯800CCをAに加える。
C煮立ってきたら、コンソメとトマトケチャップを加え、30分弱火で煮る。
ひよこ豆を加え、更に15分煮る。
E塩・コショウを加え味付けする。

【パルミジャーノのリゾット】

米〜200g、たまねぎ〜1/2個、バター〜30g、コンソメ〜2個、お湯〜1000CC、パルメザンチーズ〜40g、塩・コショウ〜少々

@鍋にバターを入れ、みじん切りにしたたまねぎを透き通るまで中火で炒める。
A @にお米を研がずに入れ、15分かき混ぜながら炒める。
Bコンソメを溶かした熱湯1000CCをお玉2〜3杯ずつ加え炊く。水分がなくなるまで繰り返す。
C火を消し、パルメザンチーズを加え、塩・コショウで味付けする。

【白身魚のパルサミコソース】

白身魚〜4切れ、オリーブ油〜大2、塩・コショウ〜少々、小麦粉〜適宜、ソース〜(パルサミコ酢〜大4、オリーブ油・塩・コショウ〜少々)、付け合せ〜(長ネギ〜1本、揚げ油〜適宜、パセリ〜少々)

@白身魚の水気を取り、塩・コショウをして小麦粉をまぶしておく。
Aフライパンでオリーブ油をいれ中火で皮がカリッとするまで焼く。
B長ネギを千切りにし、水気を取り、カリカリに揚げる。
Cパルサミコ酢を鼓鍋に入れ弱火で軽く煮詰め、オリーブ油を少し加えて撹拌し、塩。コショウで味をつける。
D Aの魚を皿にのせ、Bの長ネギをふんわりとのせ、飾りのパセリも加え、パルサミコソースをかけると完成。

《注意》 レシピは、当日の資料に基づいています。

【鶏とトウガンのみそ煮込み】

@トウガンは皮をむき、厚さ3センチ、縦横4〜5センチ四方に分厚く切る。
A鍋に油を敷いて、あらかじめ塩・コショウをした鶏もも肉を炒める。
B肉に十分火が通ったら、ぶつ切りにしたトウガンを入れて炒める。
C落とし蓋をして煮詰める。このとき、水は加えない。
D半煮えになったとき、味噌を加える。約半分くらい。
E八分くらい煮詰まったときに、残りの味噌を加え、本味をつける。
F煮詰まったら、火を止める。しばらくしてから火を入れ、最後に酢とネギを入れて少し煮ると出来上がり。

料理教室男組に関する詳しいことは、西之表市役所健康保険課(0997-22-1111)、または、西之表市保健センターすこやか(0997-24-3233)までお問い合わせてください。

【撮影場所】
鹿児島県西之表市保健センターすこやか
【撮影日時】
2011年10月24日(月)/9時05分〜12時30分
2019.1.5〜