体験学習黒糖作り2007

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サトウキビから手作りの黒糖に挑戦

中種子町中央運動公園ふれあいの里にある黒糖伝承館で、教職員共助会熊毛地区運営委員会の皆さん80名による体験学習黒糖作りが行われました。種子島の主幹作物であるサトウキビから手作りの黒糖に挑戦です。共助会の皆さんは、四年前から福利厚生事業の一環として諸活動を始め、現在は年3回、史跡巡り等を行っているということです。

午前8時30分より会長さんの挨拶がありましたが、それと並行してサトウキビを小型圧搾機にかけて絞り汁をとる作業も行われました。一般的にサトウキビ100キロから約一割の黒糖10キロが出来るといわれています。黒糖伝承館を利用すると、専門の係の方がいらっしゃいますので、失敗なく黒糖作りができるようになっています。

簡単に黒糖が出来るまでを紹介しますと、
[1] サトウキビの汁をしぼる
ローラーを使った小型圧搾機にかけて、サトウキビを長いまま搾っていきます。
[2] サトウキビの汁を煮詰める
搾ったサトウキビの汁は、三つの大鍋で段階的に煮詰めていきます。まず、一号鍋に石灰を入れてかき混ぜ、不純物やアクを取っていきます。一号鍋の温度は100度です。二号鍋は110度で煮詰めていきます。三号鍋は120度で、常時かき混ぜながら焦付かさないように煮詰めていきます。
[3] 練りあげる
丹念にかき混ぜ粘りが出てくるまで行います。冷めてくると固まるので手早く行うのがミソ。
[4] 型に入れる
型に入れて流し込み、ブロック状に仕切り冷やし固めていきます。ブロックは約400グラム(10cm-15cm-2cm)です。
[5] 製品の出来上がり

出来立ての黒糖を試食してみましたが、本当においしい逸品でした。館内は甘い香りが始終漂っていました。出来上がった、黒糖飴や黒糖に皆さんも満足された様子でした。貴重な体験が出来て本当によかったと話していました。また、この日はメディアの方も取材にきており、作業する姿など撮影していました。黒糖が出来るまでの写真を掲載しています。

会長挨拶 キビを圧搾機で搾る 一号鍋で煮詰める
会長挨拶 キビを圧搾機で搾る 一号鍋で煮詰める
会長さんの挨拶です。挨拶が終ると体験学習の始まりです。 収穫したサトウキビは、長いまま小型圧搾機にかけ絞り汁を集め、小型ポンプで一号鍋に設置してある絞り汁タンクに移送していきます。150リットルになると、一号鍋で煮詰めていきます。写真左側にサトウキビの投入口があります。 写真は、150リットルの絞り汁を一号鍋で煮詰めているところです。ここでの作業は、水で溶かした消石灰をシャクで1〜2杯入れます。石灰を入れる理由は、アクや不純物を取り除くことです。網で丁寧に取り除くことが大切です。このとき沸騰させないように注意することも大事です。写真は子供たちが取り除いています。なお、150リットルの絞り汁から400グラムの黒糖が40個できます。
アク・不純物を取り除く 二号鍋に移す 煮汁を丸鍋に移す
アク・不純物を取り除く 二号鍋に移す 煮汁を丸鍋に移す
写真は、一号鍋でアクや不純物が取り除いたあと一時間煮詰めているところです。沸騰した泡が鍋から吹き零れないように注意していきます。一号鍋の温度は100度です。手前に薪が見えていますが、ボイラーと併用して使用されます。 写真は一号鍋で煮詰めたあと、二号鍋に移しているところです。二号鍋の温度は110度です。ここでの作業は、常時かき混ぜていきます。焦げ付かさないように注意して作業します。 写真は三号鍋での煮詰める作業が終わり、煮汁を丸鍋に移している作業です。かき混ぜるまでは、アメ状になっています。
黒糖アメを作る 攪拌作業 木型に流し込む
黒糖アメを作る 攪拌作業 木型に流し込む
写真は三号鍋から移されたばかりの煮汁で、アメ状になっています。そこへサトウキビを入れ、棒チョコみたいにサトウキビに付けているところです。冷えると黒糖アメです。皆さん大変喜びながら食べていました。 写真は三号鍋から移された煮汁を、よくかき混ぜている作業です。かき混ぜ棒で、空気が混ざるような感覚で攪拌していきます。次第に粘りが出てくるまで作業が続きます。 写真は丸鍋で、攪拌が終わった後、木型に流し込んでいる作業です。アメ状態から色が変わってきます。
型枠を差し込む 屋外で自然乾燥 袋詰め
型枠を差し込む 屋外で自然乾燥 袋詰め
写真は木型に流し込まれた煮汁を型枠を差し込んでいる作業です。一つの型は約400グラムの長方形になっています。 写真は木型に流し込まれたあと、屋外で自然乾燥させていきます。意外と早く乾燥されます。美味しい黒糖の出来上がりです。 写真はアメ状態のものを木型に乾燥させていましたので、それを木型から取り除き、適当な量ずつカシワの葉に包み、袋に詰めているところです。和やかな雰囲気の中で作業は進み、皆さん楽しそうに取り組んでいました。
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡中種子町ふれあいの里黒糖伝承館
【撮影日】
2007年12月2日(写真情報 14.8〜19.9KB/E-510)