沖ヶ浜田の手作り黒糖作り

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全国的に有名になっている沖ヶ浜田の黒糖

種子島では、手作りの黒砂糖が作られており、種子島を代表する特産品です。ここは、西之表市伊関沖ヶ浜田にある手作り黒砂糖工場です。毎日5〜6トンのサトウキビから500〜600キロの手作り黒砂糖を作っています。沖ヶ浜田地域は、種子島の太平洋側に位置しています。農産物では、サトウキビをはじめ、からいも、園芸など盛んに行われています。

簡単に黒糖の作り方を紹介すると、
@サトウキビの収穫
原料となるサトウキビは、全て手作業できれいに葉を落して、茎のみ長いまま使います。冬になるとサトウキビの糖度もよくなってきます。

Aサトウキビの汁をしぼる
ローラーを使った小型圧搾機にかけて、サトウキビを長いまま搾っていきます。

Bサトウキビの汁を煮詰める
搾ったサトウキビの汁は、三つの大鍋で段階的に煮詰めていきます。まず、一つ目の大鍋に石灰を入れてかき混ぜます。不純物やアクを取っていきます。ここでの温度は100度。二つ目の鍋で、115度で煮詰めていきます。三つ目の鍋で、118〜125度で常時かき混ぜながら焦がさないように煮詰めます。なお、煮詰めるときは、薪を使っています。最終段階の煮詰める作業まで、熟練技術者が注意深く作業しています。

C練りあげる
空気を混ぜるように、丹念にかき混ぜ粘りが出てくるまで行う。冷めてくると固まるので、手早く行います。

D型に入れる
型に入れて流し込み、ブロック状に仕切り冷やし固めていきます。ブロックは約600グラムです。

E製品の出来上がり
型に入れないで、バラ状のものも作っています。1キロ800円で工場で販売しています。
出来立ての黒糖を試食させてくれます。本当に自然な出来上がりで美味しい黒糖でした。ここでの黒糖作りは、3月4日くらいまで続きます。

写真は、沖ヶ浜田黒糖生産者組合の皆さんです。テレビでも取り上げられ、全国的に有名になっている沖ヶ浜田の黒糖。時期になると、地元や観光客も買い求めに訪れます。黒糖作りは、注文に応じて工場を稼動しています。なお、工場内の砂糖作りも見学できます。

積み上げられた薪 小型圧搾機でキビを絞る 釜を焚く
積み上げられた薪 小型圧搾機でキビを絞る 釜を焚く
サトウキビから黒砂糖を作るには、たくさんのエネルギーが必要です。工場の周辺には、薪を積み上げています。工場は二つありますが、前方に見えているのは昔からのもので、道を挟んで三年前にできた新しい工場もあります。昔は、周辺に5つの工場があったといいます。 小型圧搾機でサトウキビを搾っている作業です。一日に5〜6トンのサトウキビを圧搾します。サトウキビの種類は農林8号のほか、NCきび、農林17号などをブレンドしています。黒糖の色が鮮やかになるとのこと。 一号鍋の下に釜戸があります。黒糖を作るにはたくさんの燃料が必要で、一日に使う薪の量は、軽トラック3台分です。しかし、薪だけでは温度調節ができないので、ボイラーも併用しています。
一号鍋で煮詰める 最終撹拌 鍋に移す
一号鍋で煮詰める 最終撹拌 鍋に移す
一号鍋です。ここに絞り汁を入れて煮詰めていきます。400リットルくらいの絞り汁を処理します。不純物やアクを取り除くために、石灰を適量投入します。それが手前においてあります。 一、二号鍋で煮詰め終わると、最終段階の三号鍋に移され、最終の撹拌を行います。このときすでに絞り汁はアメ状になっています。甘い香りが漂ってきます。 絞り汁の処理は熟練者によって行われ、温度管理もすべて勘により行われています。三号鍋での処理が終わると、丸鍋に移されます。すでに粘りが出ています。
練り上げる 木型に流し込む バラ状の黒糖
練り上げる 木型に流し込む バラ状の黒糖
アメ状になった黒糖を空気が混ざるように丹念に練り上げていきます。アメ状になったものを少量いただきましたところ、まろやかな味に仕上がっており粘りもありました。 練り上がると木型に流し込み、枠を差し込むと長方形の黒糖が出来上がります。黒糖は、案外早く乾燥し硬くなります。 長方形の黒糖だけでなく、バラ状のものも作っています。写真は、固まった黒糖を剥がしているところです。工場でもバラ状の黒糖は販売しています。
【撮影場所】
鹿児島県西之表市伊関沖ヶ浜田
【撮影日】
2008年12月23日/11時27分〜12時14分(写真情報 11.2〜20.1KB/E-510)