摺久保開拓に関する碑
南種子町長谷の摺久保公民館の道路沿いにこの記念碑は建立されています。その記念碑には次のような碑文が刻まれています。
開拓パイロット事業
入植三十周年記念碑
平成五年十月建之
摺久保開拓の沿革
開拓パイロット事業は農地を造成し、農業経営規模を拡大し、農業構造改善自立経営の育成を計る事を目的として昭和三十七年十一月一日、川西農場跡地二百町歩の内五十六町五反六畝を買収し入植者十名を厳選、総工費一八、三三六、五九〇円を投じ南種子町が主体となり(町長鮫島二男丸)県下初の未墾地開拓パイロット事業を完成、茲に入植三十周年の記念碑を建立し後世に伝える。
記
昭和三十六年九月一日 事業計画
〃 三十七年九月 事業施行
〃 三十七年十一月一日 共同作業開始
〃 三十八年二月一日 売渡、耕地三町歩、宅地一反歩
〃 三十八年三月九日 共同用耕運機二台購入
〃 三十八年四月一日 摺久保集落発足
〃 三十八年四月〜五月 新住宅へ移転
〃 三十八年四月 長谷開拓農協に加入
〃 三十八年九月 畜舎(十六坪程度)とサイロ一基を建設
〃 三十八年十月十八日 落成式
〃 三十八年十一月 開拓農協より各戸和牛二頭導入(町内初)
〃 三十九年十月 牧野改良五町歩
〃 四十一年 和牛生産牛導入
〃 四十二年 和牛放牧
〃 四十六年 和牛多頭配育畜舎建築(雨田、長田、前田)
〃 四十六年 養蚕飼育(中峯、冨、羽生)
〃 四十九年 採草地、薪炭林個人配分、共有地設定
〃 四十九年六月 長谷開拓農協解散
〃 五十四年 小学校付近町営住宅居住者赤石より摺久保へ転入
碑文は以上です。文章の中で読み違いがあるかもしれません。