種子島の畜産に関する碑
中種子町平鍋JA家畜市場にある記念碑です。その記念碑には、次のような碑文が刻まれています。
種子島畜産振興記念碑
古来我が種子島は馬産地として名声を博して来たが終戦
と共に軍馬の需用絶え、又農業の機械化、交通輸送機関
の変遷等により馬匹の利用激減し、代って、養豚、和牛の
導入となり、為に畜産事情は一変し、同時に流通機構も
その改善対応を迫られるに至った。依て昭和四十六年以
降関係機関に於て対策の検討が進められ同五十一年、全
国競馬協会の助成、更に島内市町及農協の協力之に
自己財産の処分益とを以て此の地を買収し、近代的設計
と誠実な工事施行により、同五十二年四月、機能性に富
む広壮な種子島中央家畜市場が完成、爾来斯業の伸展に
成果を挙げつつある。茲に当時の建設委員他当事者諸賢
の功労に感謝し今後の振興を紀念してこの碑を建てる。
昭和五十五年二月吉日
熊毛畜産業農業協同組合連合会 会長理事 岩石 勝
建設委員長 西村健夫 理事 古田義則
建設委員 有馬慶成 仝 浜田三男
仝 井元正流 仝 梶原辰巳
仝 田代硯市 仝 日高美成
仝 砂坂精米 幹事 遠藤政彦
仝 松下道男 仝 牧元正則
仝 船川 勝 仝 有留春吉
仝 大瀬金太郎 事務局長 寺口周太郎
仝 石堂 香 碑石寄贈 白河輝彦
仝 寺田平一郎 書 平山武絹
刻字 中里正則
左官 榎元俊夫
碑文は以上です。?は判読できない文字、或は変換不可能な文字です。なお、碑文に読み違いがあるかもしれません。