造りし大地は黄金なり

土地改良事業に関する碑

造りし大地は黄金なり
【撮影場所】
鹿児島県西之表市現和武部
【撮影日時】
2007年7月16日/11時36分

 写真の場所は、西之表市現和武部の広域農道沿いに建てられている記念碑です。左に碑文、右に事業概要が刻まれています。

 造りし大地は黄金なり
 西之表市長 榎本修書
       碑文
 武部の民は、地形的条件が悪いにもかかわらず、先祖代々最大限の努力と知恵と人々の輪により農業を行ってきた。
 しかし、我ら武部の農業も、めまぐるしく変化する農業情勢にともない、近代化・大型化への一大転機を迎えた。
 このような中、未来の健全な農業経営とゆとりある集落環境の充実発展を願い、次代を担う若者に夢と希望を託すため、昭和六十三年、地区民一丸となって畑地帯総合整備事業を導入するに至った。
 以来、平成八年度までの九年間の永きにわたり、あらゆる難事を克服しながら、ここに区画整理と畑地かんがいの壮大な事業を完成することができた。
 このことは、地区民の誇りとするところであり、関係各位への感謝の意を表するとともに、この事業を後世に伝えるため、武部の大地を見晴らすこの地に記念碑を建立する。
    平成九年一月
         換地委員長 西川宗雄

事業概要
一、事業名 畑地帯総合整備事業
二、受益面積 二一〇ヘクタール
三、総事業費   一、九七八、三一二千円
内訳 国庫補助 九九八、三四八千円
    県費補助 六三六、六〇二千円
    市負担金 二三六、三四八千円
    受益者負担(区画整理のみ) 一一六、九七七千円
四、事業量
    基幹農道 三、七六三メートル
    区画整理 七五、五ヘクタール
    農道整備 二、八〇八メートル
    畑かん   五六ヘクタール(西京地区)
五、工事期間 着工 昭和六十三年
          竣工 平成八年
六、事業主体 鹿児島県
七、関係委員名
    換地委員長   西川宗雄
    換地委員    西川隆盛 木原幹夫 木原藤吉
              柳  覚夫 西川三男 柳   勉
              柳富美雄
    基幹農道委員 木原三郎 西川友三郎 木原金三
    幹   事    横川勇吉 西川安男
    畑かん委員長 西川茂男
    畑かん委員   下川文和 本炭昭義 柳 次男
              西川隆盛 柳  勝生 柳 覺美
              小川義雄
八、関係機関
    熊毛支庁長   宮里一郎
    熊毛支庁土地改良課 川崎達雄 他関係職員一同
    西之表市長   榎本修

 碑文は以上です。委員の氏名は省略しています。なお、読み違いがあるかもしれません。ご了承ください。

※ 2020年(令和2年)1月31日(金)に取材した西之表市現和武部現和平園線十字交差点付近に建立されている土地改良事業に関する記念碑「造りし大地は黄金なり」を紹介しています。この動画の中には、県道75号線記念碑へ通じる入口通り、記念碑前通り付近、造りし大地は黄金なりの碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

造りし大地は黄金なり 西之表市現和武部現和平園線十字交差点付近に建立 - 種子島の記念碑

2014.3.1〜