カシミア橋の由来に関する碑
写真の場所は、西之表市安城大野にあるカシミア橋付近にある記念碑です。カシミア橋の由来について刻まれています。
カシミア橋
カシミア橋の名前は、アメリカの商船「カシミヤ号」に由来しています。
「カシミヤ号」は明治十八年(西暦一八八五年)に種子島東方沖で難破し、乗組員が立山海岸と伊関海岸に漂着しました。この時安城・伊関両村民は、漂着した乗組員を救助し、手厚い介抱を行い母国へ無事送り帰しました。そして、この時の人道的行為がアメリカ政府に感謝され、当時のクリーブランド大統領より感謝状と金メダル、さらに五千ドルの大金が両村に贈られました。また、このことを記念するために、安城小学校には「紀徳碑」が建てられています。
橋の名前を決めるにあたり、安城と立山校区に意見を求めたところ、「この国際的美談は地域の誇りであるので、この船の名前を種子島で一番長い橋の名前にして、これからも永久に語り継いでいきたい」との強い意向があったことから、「カシミア橋」としました。
平成十八年三月吉日
施工業者
藤田建設興業 株式会社
株式会社 熊建
大木建設 有限会社
東建設工業 株式会社
コーアツ工業 株式会社
株式会社 富士ピー・エス
竹原建設工業 有限会社
睦建設 株式会社
碑文は以上です。
※ 2020年(令和2年)2月6日(木)に取材した西之表市安城大野カシミア橋付近駐車場に建立されているカシミア橋の由来に関する記念碑「カシミア橋」を紹介しています。この動画の中には、県道75号線安城大野記念碑前通り付近、カシミア橋、記念碑付近、カシミア橋の碑文及びその周辺の風景を収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。