供養に関する碑
西之表市住吉深川の国道58号線沿いにある自然石に刻まれている「南無妙法蓮華経」の文字で、普通は「深川の大石」と呼ばれています。ちょうど、バス停付近の急カーブの場所です。写真でも分かるとおり、たいへん立派な文字を刻んでいます。書体は一般的に隷書と言われています。大石の前には墓塔もあり祀られています。大石は、二つに割れており、幅7m、奥行き4.5m、高さ5.5mと推定されます。そして、大石の上には、マルバニッケイが自然に生えています。そして、大石の前には、案内板があるので、簡単に説明すると、
慶安五年(1652年)日逵(にちちょう)が、お題を刻んだといいます。この大石の前で、人が不自然な死に方をしたので、法華宗の「南無妙法蓮華経」の字を刻んで供養したということです。
その大石には、次のような碑文が刻まれています。
慶安五壬辰春時正月
南無妙法蓮華経
沙門日逵拝
碑文は以上です。?は判読できない文字、或いは変換不可能な文字です。なお、読み違いがあるかもしれません。
※ 2020年(令和2年)2月19日(水)に取材した西之表市住吉深川の大石に刻まれている供養に関する法華題目「南無妙法蓮華経」の石碑を紹介しています。この動画の中には、深川国道58号線深川の大石前入口付近、深川の大石付近、深川の大石の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。