初代西之表町長に関する碑
最上先生は、医者でありながら農業にもたいへん熱心な方でした。種子島で初めて現和校区で落花生栽培を始めた方で、換金農作物を普及させています。このコーナーの「種子島落花生栽培初地之碑」で紹介しています。そちらもご覧ください。西之表市役所駐車場付近に最上先生の像はあります。人目につきやすい場所ですが、碑文まではなかなか読む機会もないのではないかと思います。像の後部に碑文が書かれていますので紹介します。
最上先生之像
先生は西之表小牧最上鹿之助氏の長子として明治十六年出生長崎医学専門学校卒業後郷島に帰して力を仁術に致しながら北種子村会議員熊毛郡会議員鹿児島県会議員を歴任晩歳西之表町長同じく市長として政治活動じつに四十年の久しきに及ぶ昭和三十九年病没汪洋淡白株才縦植しかも誠意仁徳を以て一貫し郷土の自治並びに産業の発展に貢献したるところまことに偉大なものがあるここに先生の功徳を永遠に伝えんがために同士相はかりこの胸像を建てる
昭和三十九年十一月 建設委員長 名越不二郎
碑文は以上です。なお、読み違いがあるかもしれません。
※ 2020年(令和2年)1月2日(木)に取材した西之表市役所に建立されている初代西之表町長に関する像「最上宏先生之像」、「カンザー町長」として広く親しまれた西之表町長に関する銅像「榎本小右衛門翁銅像」を紹介しています。この動画の中には、国道58号線西之表市役所へ通じる交差点付近、市役所前通り、市役所広場付近、最上宏先生之像及び榎本小右衛門翁銅像の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。