築港に関する碑
西之表市下能野神社境内に、この記念碑が建立されています。築港に関する記念碑です。その記念碑には、次のような碑文が刻まれています。
紀念碑
当港は僅かに湾形を為したるふ遇ぎすして然のも浦口南に向ひ風浪動もすれば荒く漁船碇治又は避難ふ便する良港なき?恨む古と茲に成百年?来今日に及び漁業発展に伴ひ益々その必要を認め浦人相謀り莫大の費用を吝まぞ遂に築港を決し大正八年七月廿五日起工其の埠頭の長五十四間高二間幅四間工事費金二千九百九十円五十銭を以て同年十月四日竣工自他の利便に供する浦人の熱誠と宿昔の希望を達成したるは小世忘るべからざるものをす
大正八年
拾月四日
廣瀬宗義謹誌
平山 圓 謹書
石工長 中目月八
工事係 瀬崎周太郎
仝 浦上庄五
仝 牧元吾市
石工 内田吉之助
仝 中目十蔵
碑文は以上です。文章の中で、?は不明文字です。また、一部の文字(忘)については現代文字に変換しています。なお、読み違いがあるかもしれません。
※ 2019年(令和元年)12月24日(火)に撮影した西之表市住吉下能野神社境内に建立されている下能野漁港の築港に関する記念碑「紀念碑」を紹介しています。この動画の中には、住吉国道58号線下能野神社入口付近、下能野神社境内、紀念碑付近、紀念碑の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。