鉄匠八板金兵衛清定像に関する碑
西之表市池田の産業会館横にある鉄匠八板金兵衛清定像です。その像の裏に刻まれている碑文は次の通りです。
鉄匠八板金兵衛清定像
鉄砲伝来の功徳
時に西暦一千五百四十三年、天文十二年八月二十五日、種子島の南端門倉岬前之浜に南蛮船漂着。船中三人のポルトガル人あり。時の島主種子島時尭公(十六歳)三人所持するところの火縄銃二丁を二千両で買い求め、家来刀匠矢板金兵衛清定に火縄銃模作を命ず。
螺子技術解らず。娘若狭をポルトガル人に嫁がせ、その技法を習得す。
臥薪嘗胆の末、遂に国産火縄銃の完成を見る。
わが国近世化は、この鉄砲伝来により急速にはやまる。
これ、歴史家の指摘するところなり。
一九九三年十月
鉄砲伝来四百五拾年記念
種子島ライオンズクラブ
碑文は以上です。なお、文章の中で読み違いがあるかもしれません。
※ 2020年(令和2年)4月5日(日)に取材した西之表市池田港交差点付近に建立されている国産火縄銃の完成をさせた人物八板金兵衛に関する記念像「鉄匠八板金兵衛清定像」を紹介しています。この動画の中には、池田港交差点周辺前通り、記念像入口付近、鉄匠八板金兵衛清定像の碑文及びその周辺の風景などを収録しています。なお、碑文は字幕で本文を流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。