平山広田集落に伝承されている「ちくてん」です。今から370年ほど前に、広田村に難破した琉球王国の船員たちから教え伝わったといわれています。
「ちくてん」の本踊りは三つに分かれており、一番はセンスを持っての緩やかな踊り、二番は手踊りの緩やかな踊り、三番はテンポが速めの手踊りです。写真一枚目は、二番目の手踊りを写しています。隊形は一重円になっており、ある程度前後に移動しますが、始終定位置の踊りです。歌詞をよく聞いていると、「サーサー」とか、「チトテントンテン」などの調子が聞こえてきます。
写真は「ちくてん」の入場です。隊列がそろうと、一番の踊りで、センスを持っての緩やかな踊りが始まるのです。 | |
写真は「ちくてん」の三番目の踊りです。テンポはやや速くなっており、太鼓、踊り子、リズミカルな踊りが印象に残り、「ちくてん」で一番見所の部分です。これが終わると、「ちくてん」も終了です。 |
※ 2017年11月3日、南種子町ふるさと祭会場で踊られたちくてんを紹介しています。この動画に中には、ちくてんの入場、本踊り、くずし、退場を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:ちくてん南種子町ふるさと祭りでの踊り広田集落2017年】