宝満神社の秋季大祭で奉納された、茎永の茎南小学校児童3〜6年生による棒踊りです。この棒踊りは茎永上の町に伝わる郷土芸能で、茎南中学校生徒が踊っていましたが、閉校に伴い茎南小学校児童が踊り引き継いでいるものです。また、運動会でも踊りを披露しています。
棒踊りの服装は、かすりの着物姿で頭に白いハチマキとタスキがけ、腰に黒帯びと赤い飾り付けの帯をして、白いズボン下を履き、前は丸に十の字の前掛けをして、足はケハンに足袋を履いています。また、鮮やかな衣装姿の着物を着た踊り子もいます。棒の長さは、一六〇センチ、一三〇センチ、鎌は八〇センチくらいです。そして、正面に、太鼓がいます。棒踊りの歌にあわせて入場していきます。
写真一枚目は、棒踊りの本踊りです。本踊りは、六人一組の三組で踊りを奉納しました。踊る人数も多いので、棒同士が打ち合いになると、神社境内に音が響きわたります。前後左右に立ったりしゃがんだりして、打ち合いながら踊ります。踊りも巧みな動作で、勇敢に子供たちが精一杯踊ってくれました。棒同士が打ち合いになり、その時発する音が何とも民族的な響きでいいですね。子供たちの息の合った見事な棒踊りが楽しめました。
踊りは三回繰り返して奉納していきます。大変立派な棒踊りを楽しませていただきました。
写真は出端です。六尺の棒を担いで、勇ましく入場してきます。これが終わると、棒突きが始まります。 | |
入場が終わると、棒突きです。このとき四列縦隊になっており、前後に移動しながら、六尺の棒を振り踊ります。これが終ると、本踊りが始まるのです。 | |
写真は唄、太鼓です。入場、棒突き、本踊り、退場の時に唄、太鼓をたたきます。 | |
写真は本踊りです。中の鎌を棒で抑え込む棒踊りの中で一番の見ごたえの部分です。これがしっかり決まらないと美しさに欠ける結果になります。写真のごとく、子どもたちの息もぴったり合って、大変美しい棒踊りになっています。 | |
写真は退場です。本踊りを3回繰り返すと踊りも終了です。棒を担いで、退場します。 |
一、 焼野の雉は 岡の瀬に住む
二、 霧島松は 黄金花咲す
三、 後は山で 前は大川
四、 一番苗は 米が八石
五、 もどいとの風は
2023年(令和5年)10月22日(日)、南種子町茎永宝満神社の秋季大祭で、4年ぶりに復活奉納された茎南小学校児童3〜6年生による棒踊りを紹介しています。この動画に中には、棒踊りの入場、棒突き、本踊り、退場などを収録しています。なお、一部中学生も参加しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:棒踊り 4年ぶりの復活奉納踊り!茎永宝満神社令和5年度秋季大祭 茎南小学校児童・中学生】
※ 2018年10月14日、南種子町茎永宝満神社の秋季大祭で奉納された茎南小学校児童3〜6年生による棒踊りを紹介しています。この動画に中には、棒踊りの入場、棒突き、本踊り、退場、記念撮影などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:棒踊り 宝満神社での奉納踊り茎南小学校児童2018年】