ヤートセーくずし〜ゴエン節

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優雅な踊りが一段と艶やかさも増して

ヤートセー(崩し〜ゴエン節)〜本踊り
【撮影場所】
鹿児島県熊毛郡南種子町門倉岬御崎神社
【撮影日時】
2015年10月25日(日)/15時02分〜15時10分
【奉納場所】
南種子町門倉岬御崎神社
【奉納時期】
毎年旧暦9月19日(10月中旬から11月上旬の間)
【アクセス方法】
南種子町役場前の町道を門倉岬に向かって走ること、約15分でこの地に着きます。

【踊りの説明】

御崎神社の秋季大祭で奉納された野大野・上瀬田公民館の皆さんによるヤートセー(ゴエン節)です。ヤートセーなどの踊りは、一般的に口説踊りと呼ばれ、種子島の各地に存在しています。西之校区にはたくさんのヤートセーがあります。しかし、各地域で少しずつ踊りに違いがみられます。

ここのヤートセーは、踊り子が男性と女性が混在して踊ってくれます。したがって、優雅な踊りが一段と艶やかさも増し、色気のあるヤートセーを楽しませてくれます。踊りの隊形は、本踊り、崩しの二つに分かれています。写真一枚目は、ヤートセーの本踊りです。円形の隊列で反時計方向に進行しながら踊っているところです。

太鼓一人、鉦一人、入鼓二人、そして踊り子九人(女性は三人)の合計十三人で披露してくれました。男性の服装は、黒の衣装姿に頭に日本タオルのハチマキをして、色鮮やかなたすきがけ、そして、黒の足袋でワラジを履いています。女性は鮮やかな着物姿で白足袋にぞうりを履いています。また、太鼓だけは華やかな衣装姿です。

踊り子全員で歌いながら進行していき、「ヤートセー」の掛け声が随所に出てきて次第に踊りが盛り上がっていきます。最後の隊形の崩しでは、二列縦隊での踊りです。勇ましい太鼓が見所です。神社境内いっぱいに「ヤートセー」が響きわたり、民族的な雰囲気を演出してくれます。

女性の参加で、優雅さの中にも艶やかなヤートセーで観衆を魅了してくれ、哀愁たっぷりの踊りを披露してくれました。

先頭の鳴り物 写真は、ヤートセーの本踊りです。隊列の先頭は、太鼓で、入鼓、鉦、踊り子と続きます。
ヤートセーの円形の隊列 写真は、ヤートセーの本踊りです。反時計方向に移動しながら踊りますが、前進を一時止めて内側を向き左手を垂直に曲げ、その手のひじに右手を軽くる添える、ヤートセーの所作が出てきます。この時、太鼓は、頭上の上で、叩いています。
本踊り 写真は、ヤートセーの本踊りです。前進を一時止めて内側を向き左手を垂直に曲げ、その手のひじに右手を軽くる添える、ヤートセーの所作が出てきます。その時女性は、両手を下から腰付近まで、上げながら手を合わせる所作です。
ヤートセーの崩し 写真は、ヤートセーの崩しゴエン節です。踊り子同士が交差し入れ替わったりします。これが終わると、ヤートセーが終了します。

※ 2018年8月16日(木)、南種子町西之本国寺で精霊送りに奉納された野大野集落に伝承するヤートセーを紹介しています。この動画に中には、ヤートセーの入場、本踊り、崩しを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:ヤートセー野大野地区民西之本国寺での奉納踊り2018年盛夏

※ 2015年10月25日(土)、南種子町西之御崎神社秋季大祭で奉納された野大野集落に伝承するヤートセーを撮影したものです。この動画に中には、ヤートセーの入場、本踊り、崩しを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島の郷土芸能:ヤートセー野大野集落御崎神社秋季大祭での奉納踊り2015年

 

【過去の画像】

ヤートセー〜本踊り 2008.10.17
ヤートセー〜本踊り 2008.10.17(御崎神社境内にて)
ヤートセー〜本踊り 2006.11.5
ヤートセー〜本踊り 2006.11.5(御崎神社境内にて)
2015.10.30〜