宝満神社秋季大祭で奉納された茎永校区上里地域に伝承されている「ちくてん」です。「ちくてん」も口説踊りで、中踊りに属します。「ちくてん」は、沖縄に関する踊りです。
上里地域に伝承されている「ちくてん」は、明治時代平山校区広田地域から伝わったといわれています。太鼓一人、鉦一人の合計十人で踊りを披露してくれました。上里地域には、「ちくてん」のほか大踊り、ゲンゴバァー等の踊りも伝承されています。
「ちくてん」の本踊りは三つに分かれており、一番はセンスを持っての緩やかな踊り、二番は手踊りの緩やかな踊り、三番はテンポが速めの手踊りです。写真一枚目は、二番目の手踊りを写しています。隊形は一重円になっており、ある程度前後に移動しますが、始終定位置の踊りです。歌詞をよく聞いていると、「サーサー」とか、「チトテントンテン」などの調子が聞こえてきます。
写真は「ちくてん」の出端の部分です。隊列がそろうと、一番の踊りで、センスを持っての緩やかな踊りが始まるのです。 | |
写真は「ちくてん」の三番目の踊りです。テンポはやや速くなっており、太鼓、踊り子、リズミカルな踊りが印象に残り、「ちくてん」で一番見所の部分です。これが終わると、「ちくてん」も終了です。 |
※ 2018年10月14日、南種子町茎永宝満神社の秋季大祭で奉納された上里・新上里地区公民館によるちくてんを紹介しています。この動画に中には、出端、本踊り、踊り子のコメントなどを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:ちくてん 宝満神社での奉納踊り上里・新上里地区公民館2018年】
※ 2017年11月3日、南種子町ふるさと祭会場で踊られたちくてんを紹介しています。この動画に中には、ちくてんの入場、本踊り、くずし、退場を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:ちくてん南種子町ふるさと祭りでの踊り上里・新上里集落2017年】