平成25年度南種子町平山神社秋季大祭で奉納された中之町集落に伝承するひょうたん踊りです。ひょうたん踊りは、南種子町の各地域に多く伝承されている踊りのひとつです。
太鼓、入れ鼓、鉦がそれぞれ一人ずつ、鮮やかなジュバン姿の踊り子が十人の合計十三人で踊りを披露してくれました。
ひょうたん踊りも各地に伝承されており、踊りの隊形はほとんど同じですが、身に着けている衣装が大きく違います。一般的に平山地域のひょうたん踊りは、衣装が華やかなのが特徴です。
入場は、先頭の太鼓が大きく足を開き、踏ん張りながら威勢よく出てきます。ひょうたん踊りの最も見ごたえのあるシーンです。この踏ん張り具合で、観衆の目を引き付けるのです。その後、次第に円形の隊列になり、基本的に時計方向に進行していきますが、所によって後ずさりすることもあります。たまに円形の隊列から観客のほうへ飛び出し、子供たちを茶化したりして愛嬌を振りまいたりすることはありません。正調なひょうたん踊りです。
写真一枚目は、本踊りの中盤です。本踊りは、快いテンポで踊られます。細かい所作が必要な踊りです。
写真二枚目は出端です。まず、先頭の太鼓が入場し、それに合せて、踏ん張りの所作を交えながら円形の隊列に整列していきます。それが終わると、本踊りが始まります。一番の見どころですよ。 | |
写真三枚目は前半の本踊りです。もちろん、唄も歌っています。 | |
写真四枚目は本踊りです。円形の隊列で、時計方向に進行しています。 | |
写真五枚目は、腰に付けたひょうたんです。花飾りしているので、華やかな雰囲気がありますね。 | |
写真六枚目は、引端直前の踊りです。これが終わると、曲線美を描きながらの退場です。 |
※ 2015年11月3日、南種子町ふるさと祭でのひょうたん踊りを紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:ひょうたん踊り 平山地区中之町公民館ふるさと祭での踊り】
※ 2013年10月6日、南種子町平山神社の秋季大祭で、中之町集落に伝承するひょうたん踊りを撮影したものです。この動画に中には、入場、本踊り、退場を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の郷土芸能:南種子町平山中之町集落に伝承するひょうたん踊り】