田尾は、島間の国道58号線沿い、島間港の少し南側、西海の牛根地域と隣接する集落です。本妙寺は、島間港から少し上った坂の途中にある法華宗のお寺です。本妙寺盆踊りは、毎年八月十六日、午後三時から行われています。
三時から本妙寺本堂内で、精霊送りの読経が始まります。本堂内での読経が終わると、縁側で読経する中、付近に設けられた棚の上に、参列者が水のこや水をまき供養していきます。そのとき各家庭からペットボトルに、ハイビスカスの花を入れたものを持ってきています。
その後、水のこ供養が終わると、棚などを解体し、軽トラックに積み込み、近くの海岸へ持っていき、流していきます。この一連の行事が終わると、いよいよ境内にて、田尾部落と町部落の中踊り(ヤートセー)が奉納されるのです。
ヤートセーの奉納が終わると、無事精霊送りも終了です。
境内入口には、踊り子が待機しています。今回は、15時52分頃から開始されました。 | |
田尾地域では、盆踊りとして中踊りのヤートセー(おくめ口説)を奉納しています。ヤートセーは、色々な行事に応用できるのですね。一番庭で踊ってくれた田尾集落のヤートセーです。踊る時間は、およそ10分間です。 | |
通常のヤートセーと違うところは、「ヤートセー」の節が出たときに、円の中心を向き、左手を垂直に曲げ、そのとき右手を水平に左方向に曲げ、左ひじの関節部分に添える仕草がないことです。写真のごとく、両手を軟らかく突き出します。 | |
写真は、二番庭で奉納された町集落のヤートセーです。時計方向に進行して踊っていきます。 | |
外周の踊り子を写しています。初盆を迎えた人も参加して踊っています。 | |
町部落のヤートセーです。おくめ口説は、本踊りだけで、最初から最後まで、踊り子は、時計回りに踊りながら進行します。 | |
写真は、外周の踊り子です。少し後方に、小学生も参加していました。踊る時間は、およそ10分間です。 |
※ 2016年8月16日、種子島の南種子町島間田尾にある法華宗本妙寺の盆踊りヤートセー(おくめ口説)田尾集落による踊りを紹介しています。この動画の中には、ヤートセーの出端、本踊りなどを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の伝統芸能:田尾本妙寺盆踊りヤートセー田尾集落門徒衆】
※ 2016年8月16日、種子島の南種子町島間田尾にある法華宗本妙寺の盆踊りヤートセー(おくめ口説)町集落による踊りを紹介しています。この動画の中には、ヤートセーの出端、本踊りなどを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の伝統芸能:田尾本妙寺盆踊りヤートセー町集落門徒衆】
※ 2012年8月16日、種子島の南種子町島間本妙寺で行われた田尾本妙寺盆踊りを撮影したものです。この動画に中には、田尾部落のヤートセー(おくめ口説)、町部落のヤートセー(おくめ口説)を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。