種子島の夏は、これで決まり!種子島では、テナガエビのことをダクマと呼んでいます。種子島の川にいるエビのことです。
夏になると、川の風物詩としてお馴染みのダクマ捕りが盛んになってきます。写真の場所は、西之表市安城にある大川田川です。
大川田川は、種子島の川で一番清流を保っているのではないかと思います。この時期になると、ダクマを求めてたくさんの人が訪れる川です。
ところで、昔のダクマ獲りは、からいもを口の中で小さくなるまで噛んだ後、ダクマ網に入れて、川の中に餌としてまいていました。餌に集まってくるダクマを後ろから網をかぶせて捕らえていきます。
エビは逃げるとき、必ず後ろに飛び跳ねていくので、前から網をかぶせると逃げられてしまうのです。現在はからいもを使う人はほとんどいません。からいもの代わりに味噌を使っています。
本格的にダクマを捕ろうとするならば、懐中電灯などを持って夜くるとたくさん捕れます。夜ダクマは浅いところにきているので、餌は必要ないのです。目が光っているのですぐ分かります。
中には、肥やし袋いっぱい捕る人もいると聞きます。夏はダクマにとって受難の季節でもあります。
皆さん真剣な眼差しでダクマを探していました。自然と親しみながらのダクマ捕り、本当に素晴らしいふるさとならではの光景です。
自然と親しみながらのダクマ捕り
川の中のダクマ
小さい頃、近くの川でよく取っていたものです。体のわりに手のハサミが長いのです。大きいものは「青ダクマ」と呼んでいました。
写真のダクマは、獲りたての「青ダクマ」です。ダクマは、天ぷらや砂糖醤油で煮て食べると美味しいです。川魚特有の臭みもほとんどありません。
砂糖醤油で煮詰めると、残りの汁がありますが、この汁を元にして冷やしそうめんの汁にすると、ダクマのだしが効いて最高の冷やしそうめんを食べることができます。連続で夏の味覚を味わうことができます。
種子島の旬の味ダクマです。なかなか簡単に食べられるものではありません。
種子島に来た時に食べる機会があればいいのですが...。
獲りたての「青ダクマ」
2024年(令和6年)7月29日(月)、西之表市川脇川中流域で、地元で親しく呼んでいる川の手長エビのこと「ダクマ」がエサに群がった様子をGoProで撮影したものを紹介しています。
【ダクマ 種子島で親しく呼んでいる川の手長エビ圧倒的な強さの青ダクマ!令和6年盛夏 - 種子島の自然風景】
2023年(令和5年)7月29日(土)、西之表市安城川脇川中流付近で、地元で親しく呼ばれている川の手長エビのこと「ダクマ」がエサに群がった様子をGoProで撮影したものを紹介しています。
【種子島の自然:ダクマ 種子島で親しく呼ばれている川の手長エビ 片腕のダクマ圧倒的な強さ!令和5年盛夏】
2022年(令和4年)8月9日(火)、西之表市安城川脇川中流付近で、地元で親しく呼ばれている川の「ダクマ」(手長エビ)を取材したものを紹介しています。なお、AIボイスでナレーションを入れています。
【ダクマ 種子島で親しく呼ばれている川の手長エビ圧倒的な強さ青ダクマの大将!令和4年盛夏・AIボイスナレーション付き〜種子島の自然】
2021(令和3)年8月5日(木)、西之表市安城川脇川中流付近で、地元で親しく呼ばれている川の「ダクマ」(手長エビ)を取材したものを紹介しています。
2020(令和2)年8月3日(月)、西之表市安城川脇川中流付近で、地元で親しく呼ばれている川の「ダクマ」(手長エビ)を取材したものを紹介しています。
【ダクマ 地元で親しく呼ばれている川の手長エビ〜種子島の自然】
2019(令和元)年7月28日、西之表市安城川脇川中流付近で、地元言葉で「ダクマ」(手長エビ)を撮影したものを紹介しています。
平成28年8月3日、種子島の西之表市安城川脇川で、餌をまいてテナガエビ同士の縄張り争いの状況をアクションカメラGoProで撮影したものです。この動画の中には、テナガエビ、カニ、川魚のハエ、ハゼなどの争いの模様を収録しています。自然のことは面白いですよ。
【種子島のふるさと情報:川脇川でダクマ(テナガエビ)同士の縄張り争い激化!】
平成27年7月29日、川脇川で、ダクマ同士及びカニとのバトル状況をGoProのカメラで撮影したものです。
【びっくり仰天!古田の川脇川でダクマ(手長エビ)同士・カニとの大バトル第1部】
平成27年7月28日、村之町御田で、GoProでのダクマの撮影を行ったものを掲載しています。