季節風

北西の季節風で、ガジュマルは上に伸びることができず

種子島名物の季節風です。ここは、西之表市美浜町の市・県営住宅がある地域の海岸の広場です。

適当な間隔で、ガジュマルを植えてあるのですが、写真のごとくです。左側は大隈海峡です。

ちょうど北西方向に海があるのです。北西の季節風でご覧の通り、ガジュマルは上に伸びることができずにいます。

次第に南側に伸びるように傾斜しています。角度にして約20度くらいでしょうか。冬になると海からの強風でまともに成長できずにいます。かわいそうなガジュマルです。

種子島は高い山などありませんので、海からの風がそのまま吹きぬけていきます。この地域は強塩害地域です。

種子島の注意報、警報基準は風速15m/s以上で「強風注意報」、風速25m/sで「暴風警報」です。地域によってこの基準は違っています。風速は本土に比べて注意報3m/s、警報5m/sと高めに設定されています。

このガジュマルを見れば種子島の季節風も少しは想像できるのではないかと思います。

海からの風がそのまま吹きぬける

季節風
【撮影場所】
鹿児島県西之表市美浜町海岸広場
【撮影日時】
2006年6月7日/15時13分
2017.2.13〜