種子島には、西之表市をはじめたくさんの窯元があります。現在は、種子島焼として特産品にもなっています。
西之表市住吉上能野に、種子島焼先駆者の福元陶苑があります。写真は窯主の福元秀義さんです。
福元さんは、本土で会社員でしたが、脱サラを目指し、日本各地で窯焼を学んだといいます。昭和53年に種子島へもどり、出身地だった国上から少し離れた現在の地に住み着き、種子島でいち早く焼窯を開き、焼き物の普及に努めてきています。
種子島焼の魅力は、素朴さのなかにも味わい深いのが特徴です。そして、普段の生活に密着した作品が多いことです。
福元さんは奥さんと二人で窯焼を行っていましたが、今年の4月からは、息子さんが帰ってきてお手伝いしています。
福元陶苑の窯主〜福元秀義さん
数多くの作品の中から、その一部を紹介しています。前述のように種子島焼は普段の生活に密着しているので、湯呑茶碗、花瓶、お皿、食器などです。
素朴の中にも優雅さもあります。落ち着きのある雰囲気がありますので、飾り物としても利用できます。
ところで、福元さんの登り窯は15メートルあり、種子島で一番長いものです。陶苑では、陶芸教室も開いており、身近に陶芸を楽しむこともできます。
今世紀最大の皆既日食のときも、陶芸教室を開く予定があるといいます。
素朴な味がある種子島焼、お土産や贈答品にマッチしています。
福元陶苑〜西之表市上能野、0997-23-1410(FAX兼用)
福元さんの作品