審査前の状況
令和元年8月19日(月)、西之表市榕城本立の西之表市畜産センターにて、第107回西之表市畜産共進会(黒毛和種の部)が開催されました。年一回畜産センターで行なわれているものです。各校区で予選を行い選抜された黒毛和種がこの共進会に出場し、最優秀賞に選ばれると、9月の熊毛郡大会に出場できます。郡大会で最優秀賞になると、県大会、更に全国大会の共進会があります。今回市内各地から39頭の黒毛和種が出場しました。
共進会は、午前7時半過ぎから受付などを行い、8時40分から畜魂祭、9時20分から開会式、9時30分から各部門ごとに審査がありました。部は3部門に分かれており、次のように分類されています。そして、部門別に最優秀賞(1部門は4席、2部門は8席、3部門は5席)を決定していきます。
第1部⇒生後12カ月令未満
第2部⇒生後12カ月〜16カ月令
第3部⇒生後16カ月〜23カ月令
西之表市の畜産における経済効果は20億円前後で、畜産業の影響は市全体に大きな影響を与えます。これからの畜産の発展が市の発展にもつながります。食の安心安全を求められている今日、種子島で生産されている黒毛和種の消費拡大に関係者の期待が込められています。無駄のない飼育に努め、肉質を高めることも大事ですが、一般消費者の口にも入るような低価格も必要です。
写真1枚目は、共進会に出場する和牛です。会場に運ばれてきて、審査を受ける前に最後の手入れなどを行っていました。この日、あいにくの悪天候での開催となりました。
写真2枚目は、午前8時40分から行われた畜魂祭です。畜産関係者が集まり、神事が執り行われました。写真は、祝詞の奏上です。
畜魂祭
審査員紹介
写真3枚目は、開会式での審査員紹介です。JA種子屋久、熊毛支庁から5名、中央からの審査員1名の合計6名です。
写真4枚目は、「牛の絵」コンクールで受賞された子供たちです。金賞3席、最優秀賞1席、銀賞3席でした。
「牛の絵」コンクール受賞者
最優秀賞の表彰
写真5枚目は、牛の絵コンクールで最優秀賞となった安納小学校6年中本さんです。「たくさんの愛情で成長を」と題して牛の親子を画面いっぱいに描いていました。今回、138点の応募がありました。
写真6枚目は、最優秀賞の牛の絵です。屋外の牧草地で子牛を親牛が舐め回している表情を描いています。
最優秀賞の絵画
金賞の絵画
写真7枚目は、金賞を榕城小学校6年川崎君の作品です。三頭の牛をダイナミックに描いており、迫力ある絵画となっていました。
写真8枚目は、第1部の審査です。牛をおとなしくさせたり、立っている状態をよくしたりと審査を待っています。写真は、伊関校区からの出品牛叶剿q場の「みう」号です。
第1部出品牛
入念に審査中
審査委員が一頭ずつ入念に観察します。ポイントとしては、牛の長さ、腹の状態、背腰の高さなどの体型のバランス、生育状況などを注視しています。写真は、上西校区の出品牛「へいせい」号です。写真9枚目です。
写真10枚目は、第1部審査講評です。第1部最優秀賞2頭についての審査講評です。牛の血統や1席と2席との違いなどを詳しく話してくれています。
第1部審査講評
第1部1席
写真11枚目は、第1部1席に選ばれた上西校区池亀さんの「へいせい」号です。
写真12枚目は、第2部の審査です。安納校区樺園ファームの「はなこ」号です。
第2部の審査
第2部の審査
第2部には17頭共進会に出品していました。安納校区樺園ファームの「30おやま5」号です。
写真14枚目は、第2部の審査です。伊関校区叶剿q場の「よしこ」号です。牛をなだめたりしていました。
第2部審査中
審査会場
写真15枚目は、審査会場です。第1〜3会場に分かれており、写真は、待機牛舎です。審査状況を見つめています。
写真16枚目は、第2部1席になった安納校区樺園ファームの出品牛「はなこ」号です。
第2部1席
第3部審査
写真17枚目は、第3部の審査です。榕城校区椛牧の「たまこ」号です。審査中です。
写真18枚目は、グランド・チャンピオンの審査です。第1〜3部の審査で、最優秀賞1席に選ばれた中から選抜されます。
グランド・チャンピオンの審査
グランド・チャンピオン受賞
写真19枚目は、グランド・チャンピオンを受賞した第2部の審査で、最優秀賞1席に選ばれた安納鉱区樺園ファームの「はなこ」号です。「受賞して大変うれしい」と話されていました。
なお、「西之表市畜産共進会」についての詳しいことは、西之表市役所農林水産課(0997-22-1111)へお問い合わせてください。
※ 令和元年8月19日(月)、西之表市榕城本立の西之表市畜産センターにて、第107回西之表市畜産共進会(黒毛和種の部)が開催された模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、審査前の畜産農家の表情・コメント、牛の様子、牛の絵コンクール受賞作品、受賞者の表彰、コメント、共進会審査の状況、最優秀受賞者のコメント、閉会式での表彰などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。