西之表市上西校区の横山にある阿久根千代女の墓地です。
横山神社の前の橋を渡り牧之峯に向っていくと、橋から約100メートルくらい先の左にあります。道路からは、ふるさと歴史散歩の案内板が目印になります。
横山地域に伝承されている「横山盆踊り」は、鹿児島県の無形文化財に指定されていますが、「阿久根千代女」の霊を供養するために踊りが始まったと言われています。
阿久根千代女については、「横山盆踊り」でも紹介していますが、お墓の前の案内板によると、
島津家の家老であった比志島国隆は、ある重い罪で、種子島の横山に島流しとなった。国隆は、阿久根の地頭だったころ、千代と恋仲になっていたので、これを知った千代は種子島まで丸木船に乗ってきたといいます。そして、国隆と再会し、そのことが明るみに出て切腹を言い渡され、千代も一緒に死ぬことを告げ、国隆は千代を殺したあと、自分は切腹して散っていったのです。それ以来、横山の人々は、千代女の霊を供養するため盆踊りを奉納しています。
毎年、7月の第3日曜日頃、その盆踊りを奉納しています。「横山盆踊り」は、このホームページで紹介しています。そちらもご覧ください。