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  3. 伝統文化こども教室地炉(囲炉裏)の会「種子島の方言で紙芝居&折り紙」

種子島弁で紙芝居したり、おりがみを学習した

平成20年6月21日(土)、種子島開発総合センター内、2階会議室に於いて、市内の子供たちを対象とした伝統文化こども教室第2回が行われました。これは「地炉(囲炉裏)の会」が主体となり、子供たちに種子島に昔から伝わる伝統文化を教えていこうとすると共に、お年寄りとのふれあいも通して子供の語り部の育成を目指しています。今回20名以上の子供たちが参加してくれました。

学習する民話は、「ケシこい、クロキチこい」、「ひょうたんめん」、「ガニとサル」です。この中で、「ケシこい、クロキチこい」は、以前TBS系列のTVアニメ「日本むかしばなし」で放映された民話です。

開始あいさつ

下村副会長のあいさつでこども教室が始まり、そのあとサポーターによる説明などがあり、子供たちが語り部を行っていく民話の紙芝居を、三人の先生が実際に種子島の方言で、子供たちの前で披露してくれました。

班分けが終ると、折り紙を使っての学習です。講師の千田先生は、現在でも折り紙つくりを教えているとのこと。この日は、「紙ひこうき」と「羽ばたく折鶴」の作り方でした。ひこうきまでは簡単にできるのですが、折鶴となると、大人でもなかなかできません。皆さん悪戦苦闘で折っていました。

ところで、伝統文化こども教室は、年間通しての学習が基本になっています。三班に別れて種子島の方言で紙芝居を学習していきます。10月は市制50周年記念行事の中での「語り部」としての出演や平成21年2月には、市民フェアーにも出演し語り部を公開する予定になっています。そして、昔のハットクを身に着けての発表です。これから学習が進むにつれて、大勢の前で学習を発表する機会が用意されています。子供たちにとっては、楽しみな部分もありますが、これからの学習面で自信がついてくることは間違いなさそうです。

伝統文化こども教室は、種子島開発総合センター2階会議室で行われました。

副会長あいさつ

下村副会長のあいさつです。「種子島の申すことば、生活の知恵、食と体験を通して知っていただきたいということで、この教室を始めた」などと述べていました。

ケシこい、クロキチこいの紙芝居

紙芝居「ケシこい、クロキチこい」は、川村先生の担当です。猟師とそのイヌのお話です。

ひょうたんめんの紙芝居

紙芝居「ひょうたんめん」は、下村先生の担当です。種子島には、たくさんの「めんこう」の言い伝えがありますが、そのなかでひょうたんの「めんこう」のお話です。※めんこう〜おばけのことをいいます。

ガニとサルの紙芝居

紙芝居「ガニとサル」は、鮫島先生の担当です。ガニがサルにいじめられるお話です。

班分け

それぞれの班に分かれ、種子島の方言による紙芝居を台本を見なくてもできるように学習していきます。子供たちも真剣でした。

折り紙の学習

折り紙の講師である千田先生です。写真では、「紙ひこうき」の折り方を教えているところです。

ひこうきを折る

保護者の方も子供たちに折り方を教えているところです。真剣に取り組んでいました。

羽ばたく折鶴を折る

悪戦苦闘で、折鶴を折っていました。簡単なようで、なかなかうまくできません。それほど奥が深いのですね。

なお、伝統文化こども教室については、種子島開発総合センター[0997-23-3215]にお問い合わせてください。

【撮影場所】
鹿児島県西之表市西之表種子島開発総合センター
【撮影日時】
2008年6月21日(土)/9時48分〜11時52分
2014.5.8〜