令和3年9月12日(日)、南種子町上中交差点を、H2Aロケット44号機に搭載する準天頂衛星みちびきの後継機を積載した大型トレーラーが21時35分ごろ通過しました。
前日、島間港沖合に停泊していたro-ro貨物船が早朝に入港接岸し、貨物船から午前中陸揚げされた衛星器材は、種子島宇宙センターに運搬され、夕方17時から衛星本体を積載したトレーラーがそのまま陸揚げされました。
そして、12日21時に先導車両が島間港を出発して、国道58号線を上り、そして、上中交差点を通過して、県道586号線を下り種子島宇宙センターまで輸送されました。
島間港、上中交差点での衛星本体・器材輸送通過の模様を写真と動画で掲載しています。
12日、7時03分ごろの島間港です。すでに器材及び衛星本体を積載した貨物船が入港し接岸していました。
ro-ro貨物船です。今回、初めてトレーラーに積載されたまま輸送されたのは大変珍しい出来事でした。ゲートが閉まっており、まだ、陸揚げの作業は始まっていません。
今回の輸送は、H2Aロケット44号機の先端部に搭載する衛星です。日本版GPS衛星みちびきの後継機となるものです。初号機の寿命10年が過ぎるのを補填するものです。写真は、緑のSCANIAです。衛星器材を積載しています。
陸揚げされた衛星本体を積載したトレーラーです。午後9時に島間港を出発します。そのままここで待機します。
17時32分ごろの島間港です。衛星器材は、午前中に種子島宇宙センターへ運び込まれました。そして、空のコンテナを貨物船に積み込んでいる作業です。
午後9時定刻に島間港を出発しました。
12日、21時33分ごろの上中交差点です。先導車両が見えてきました。この日、悪天候でしたが、沿道には陸送を見学する人もまばらにいました。
12日、午後9時34分の上中交差点です。衛星本体を積載した大型トレーラーが、足早に交差点を通過しました。
上中交差点です。精密機器輸送中の車両です。キャリムエンジニアリングの陸送でした。
※ 2021(令和3)年9月12日(日)、種子島の南種子町島間港でのH2Aロケット44号機に搭載する準天頂衛星「みちびき」の後継機日本版GPS衛星の夜間輸送の模様を紹介しています。この動画の中には、衛星本体を積載した大型トレーラーの島間港での待機中の状況、午後9時島間港出発の状況、上中交差点での衛星を積載した大型トレーラーの通過状況、輸送見学者の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【H2Aロケット44号機に搭載する準天頂衛星みちびきの後継機衛星夜間輸送島間港出発・上中交差点通過令和3年9月12日】
※ 2021(令和3)年9月12日(日)、種子島の南種子町島間港でのH2Aロケット44号機に搭載する準天頂衛星「みちびき」の後継機日本版GPS衛星及びその器材、輸送用機材の陸揚げ作業を紹介しています。この動画の中には、9月11日島間港沖合に停泊する衛星を積載したRORO貨物船の模様、9月12日早朝の島間港の模様、接岸したCarim EngineeringのRORO貨物船、衛星に関連する器材及び輸送用の機材を積載した大型トレーラーの陸揚げの状況、夕方の衛星本体を積載した大型トレーラーの陸揚げ作業、輸送を終えた空のコンテナを積載した大型トレーラーの積み込み作業の一部などを収録しています。なお、これまでの衛星の陸揚げは、クレーンを使っての作業でしたが、今回初めて、大型トレーラーに衛星を積載したままの輸送は初めての出来事で珍しいものとなりました。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。