平成28年2月24日(水)、西之表市民会館会議室にて、東京大学特任准教授菊池康紀氏及び金沢大学特任教授中村浩二氏を講師に招いて行われました。
セミナーは、13時30分より行われ、講演、現状報告、質疑、討論会、そして、総括して閉会しました。
その講座の模様を写真と動画で掲載しています。
なお、「種子島における里山里海セミナー」の講座についての詳しいことについては、西之表市役所経済観光課(0997-22-1111)にお問い合わせてください。
金沢大学特任教授中村浩二氏による「世界農業遺産能登の里山里海」と題しての講演の模様です。種子島は、周りを海に囲まれているので、里山、里海の両方が存在し、資産が生かせることを述べていました。
東京大学特任准教授菊池康紀氏による講演「種子島におけるスマートエコアイランド構想」です。特に中種子町にあるサトウキビの製糖工場を中心にしたエネルギーの有効活用についてお話がありました。
西之表市における漁業の現状報告です。全般的に年々漁獲量の減少が止まらない現実。特産品のナガラメの不漁などが報告されました。
環境と調和した農業を目指してとの報告で、エコファーマーについての報告がありました。その中で、農薬等の減少による収穫量の減少で収入の低下で取り組む農家が少ない現状が報告されました。
種子島の林業と森林組合の現況について報告がありました。その中で、種子島の杉の人工林の種類です。約3分の2を屋久杉が占めています。しかし、標高の低い種子島での屋久杉は、20年を経過すると、木の中が腐って利用価値がなくなってくる現状が報告されました。
討論会です。昔に比べて、増えたもの、減ったものをあげて、現状報告を行いました。これには、活発な意見などが出され、会も盛り上がりました。
こちらは、Eグループの報告です。コミュニケーションは昔に比べて増えているのではとの報告や身近な海や川などの漁獲は減っていることなどが発表されました。
総括として、中村浩二先生が討論をまとめました。時間が足りないくらいに話が盛り上がったことをこういう討論を重ねて、里山里海のよさを引き出していかなければいけないことを報告しました。
※ 2016年2月24日、種子島の西之表市民会館で行われた「種子島における里山里海セミナー」の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、講演、現状報告、討論会の模様を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。