平成28年6月4日(土)、熊毛流域森林・林業活性化センター主催による平成28年度地材地建バスツアーが行われました。
ツアーは、スギ間伐作業の見学、チップ工場での見学、ハマモト産業での製材見学、個人住宅の地材地建の家見学、種子島シオン学園での木造施設見学などです。
林業の山での伐採作業現場、チップ生産の現場、製材の見学、地元材を使った住宅などを見学することによって、地元材のよさを理解し、今後の普及への関心が高まることを目指しているものです。
そのツアーの模様を写真と動画で掲載しています。
なお、「平成28年度地材地建バスツアー」の詳しいことについては、熊毛支庁林務水産課林務係(0997-22-1133)にお問い合わせてください。
嘉永山公園近くの個人住宅建築現場の見学です。地元の杉をふんだんに使用した住宅です。面積は、約41坪。使用木材は、約25立方メートルです。
熊毛支庁前です。9時〜9時30分まで受け付けを行い、9時30分ごろ目的地へ向けて出発しました。
最初の目的地は、西之表市下西鞍勇の間伐現場です。バスから降りて、現場へ向かいます。この日、23名参加しました。間伐現場墓見学です。広さは、1町歩を超える杉林です。ここでは、スギのサンプル調査、そして、実際にスギを倒す作業などを見ました。
森林組合チップ工場での見学です。チップ生産の現状説明のあと、チップされるまでを見学しました。写真は、チップヤードに積まれたチップをトラックに積み込み作業です。
チップ生産ラインです。投入された材は、ドラムバーカーを通過し、皮をむきます。この後、チッパーに投入されてチップになります。篩を通過して、ヤードに積まれます。
ハマモト産業製材工場での見学です。写真は、島外木材と島内木材との違いを説明しています。一般的に種子島で地スギといわれる材は、固いといわれます。釘を打ち込んでその違いを示したものです。
こちらは、ハマモト産業での地元材を製材した製品です。材に触れながら感触を感じていました。
個人住宅の天井付近の一部を撮影したものです。大きな梁の柱を使い、地元材をプレカットして組んでいるものです。
こちらは、種子島シオン学園の子ども・子育て交流センター「シオンヴィレッジ」です。平成28年3月に完成した施設です。平成27年度かごしま木づかい推進交付金事業で地元材を使った施設です。地元材使用量は、杉95.82立方メートルです。
施設は、図書室、親子で楽しめる作業室、子育て室、カフェとして利用できる空間などがあり、ふんだんに地元材を使った施設として利用されていく予定です。
※ 2016年6月4日、種子島の西之表市で行われた平成28年度地材地建バスツアーの模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、熊毛支庁での出発、スギ間伐現場での見学、チップ工場での見学、ハマモト産業での製材見学、地材地建の個人住宅の見学、種子島シオン学園の木造施設見学、参加者の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。