平成25年12月8日(日)、西之表市松畠にお住いの川野さん宅に行きまして、満開になったトックリキワタを撮影してきました。
トックリキワタは、バンヤ科(アオイ科とも)に分類される落葉高木です。原産地は、ブラジル南部からパラグアイ、アルゼンチンにかけての南アメリカ中部といわれています。
南米では街路樹として広く植栽されている花木です。日本では、沖縄本島の各地に街路樹として植栽されているものです。
川野さんによると、平成5年に造園業者が沖縄から入手し、それを庭の片隅に植えていましたと話しています。トックリキワタは、熱帯植物なので、今年まで、一度も花を咲かせることはなかったそうです。しかし、今年は暖かい年なのか、植栽してから20年ぶりに見事な花を咲かせたと喜んでいました。
写真一枚目は、トックリキワタの開花状況です。枝先に鮮やかなピンク色の花を咲かせています。トックリキワタの樹高は、約10メートルです。樹皮は、灰褐色で少しざらつき、特に上部には鋭い刺みたいなものがあります。写真でも確認できると思います。
ところで、トックリキワタは、別名、ヨッパライノキとも呼ばれています。花びらは、風雨に大変弱いのも特徴です。
写真二枚目は、屋根越しに撮影した開花状況です。特徴である花を多数つけているのが確認できると思います。通常の開花時期は、9〜12月までとされています。