九州本土の最南端、大隈半島佐多岬から南に約40キロの黒潮が流れている南海上に種子島があります。天気がよくて見通しのよい日には、大隈半島からも種子島を見ることができ南西諸島の中でも一番本土に近い島です。高速船ジェットフォイルなら1時間35分、旅客フェリーなら3時間30分で、種子島西之表港に着くことができます。また、飛行機なら鹿児島空港から約30分で、中種子町の種子島空港に着くことができます。種子島には1市2町があり、北から西之表市、中種子町、南種子町で、島の総人口(令和6年10月末現在)は、26,428人、世帯数14,869世帯です。一方、島の面積は、西之表市205.7ku、中種子町137.78ku、南種子町110.39ku、種子島全体では453.87kuです。
種子島は鉄砲伝来の地、そして宇宙開発機構の種子島宇宙センターがあるロケットの島として有名です。島の面積は454Ku、島の周囲は約150キロくらい、山の最高地点は282mで、島全体が平坦地形となっています。南北に細長くて、上から見るとちょうどサツマイモのような形をしています。島の一番細い地点は、中種子町の増田を水平に横切る地点が最も短く約4キロしかありません。島の一番高いところに、気象レーダーやテレビアンテナがあり、その場所は普通十三番と呼んでいますが、実際には気象レーダーがあるところは中種子町です。
島全体が平坦ということで、農業は最も盛んで、主な農産物は、サトウキビ、サツマイモ、タバコ、お茶、エンドウ、球根などがあげられます。もちろん水稲も盛んで、超早場米として知られています。特にフリージアの球根の生産では、西之表市にある清水園芸は日本一と言われています。また中種子町にあるサトウキビの処理工場は、単一工場としてその処理能力は東洋一と言われています。
種子島は海に囲まれているので、漁業も盛んです。主にナガラメ(トコブシ)、イセエビ、アサヒガ二、キビナゴ、トビウオ、モハミ(舞鯛)、アカジョウ(赤上)などは有名です。特に馬毛島周辺は、好漁場で有名。種子島は周囲を海に囲まれているので、海がたいへんきれいな島です。そのきれいな海沿いで車えびの養殖も盛んで、主に関東方面に出荷されています。ちなみに車えびの養殖場は島内で3箇所あります。
種子島は、太平洋に浮かぶ島なのでサーフィンに最も適しています。島のあちこちにそのポイントは多くあり、道路沿いからすぐ近いので便利がよいです。また海岸線が美しいのも種子島の特筆する1つで、西海岸より太平洋の荒波で浸食された東海岸の岩場のほうがきれいな場所が多いです。特に中種子町の犬城海岸から南種子町の竹崎海岸までは、浸食された岩場が多数点在し、海岸線は絶景ですよ。
種子島は亜熱帯の温暖な気候なので、島には、ハイビスカス、ブーゲンビレア、アジサイなどの花が、開花時期になると咲き乱れています。特に中種子町坂井の国道58号線沿いのアジサイは、アジサイロードと呼ばれ、大いにドライバーや観光客の目を楽しませてくれています。また西之表では、現和田之脇につながる道路は、アジサイやサルスベリの花をたくさん楽しむことができます。特に西之表のあちこちには、アコウの大木を見ることができ、例えば西之表市立榕城小学校校庭、八坂神社周辺、そして現和遊園地の大木は、まさにアコウのグランド・チャンピオン、見ごたえ十分で見る人を感動させてくれます。また西之表市役所周辺、住吉漁港周辺でガジュマルの大木を見ることができます。
【地図の説明】
1.種子島全体と馬毛島の地図を掲載しています。
2.地図は正確な地図ではなくて概略を示しています。
3.地図上の道路は主なものだけを示しています。
4.このホームページに出てくる主な地域を示しています。(全て掲載していません)
5.主な種子島の見どころ・観光スポットの全体が分かるようになっています。
【注意】
地図上の文字をクリックすると、その情報が表示されます。文字によってはリンクされていない情報も一部あります。