種子島開発総合センター(鉄砲館)は、開館30周年を迎えています。平成25年5月19日(日)、開館30周年記念特別展で、島民の生活を支えた能野焼の特別展示を撮影させていただきました。
能野焼とは、いつ頃からはじめられていたかは、いまだに不明ですが、17〜18世紀頃から始まったと言われています。それ以来、明治35年(1902年)まで焼かれていました。
能野焼の特徴は、陶土に砂鉄を含むため、重厚・男性的な渋さがある焼き物に仕上がっています。また、ほとんど飾り気のないので、素朴さが強調されています。
島民生活を支えた 能野焼展を写真と動画で紹介しています。
なお、島民生活を支えた 能野焼展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。
西之表市の文化財に指定されている「花形透し彫花生」です。重量感のある大型の花活けです。
島民生活を支えた能野焼展のコーナーです。
能野焼窯跡地です。西之表市上能野の漁港付近にあります。この窯跡には、赤素焼の窯神祠(弘化4年〜1847)がありました。かまどの神様や天照大神を祀っていました。
陶製墓碑です。高さ約70センチです。
人物・動物像です。神仏に奉納用として製作されたものです。
動物像の唐獅子です。神社やお寺に奉納するために作られたものです。
仏具と仏花器です。仏壇用に製作されたものです。
「花形透し彫花生」です。現存が確認されているのは、三点のみといいます。高度な技術で製作されており、現在でもその製法は秘密のベールになっているものです。
孟宗竹をモチーフにした花びんです。ずっしりと重量感のある作品です。
ソテツ形の花びんです。能野焼の代表的な作品です。その種のものは、全国にもなく、島独特のものです。重量感にあふれ、安定感も感じられますね。
筒形、耳付、花菱形の花生です。素朴な味わいがあります。
しびんと火入です。
小壺です。焼き物では、定番の作品です。能野焼では、派手な飾り付けがほとんどなく、素朴さがあふれていますね。
大徳利です。こんなに大きな徳利はあまり見ないですね。
徳利です。色々な大きさの徳利を製作していたんですね。派手さがほとんど感じさせないほど、渋さがあります。
セイローです。蒸し物に利用されたと考えられます。島独特の蒸し物のお菓子などがありますからね。
※ 2013年5月19日(日)、西之表市種子島開発総合センター(鉄砲館)において、特別展示の能野焼を撮影したものです。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島開発総合センター開館30周年記念特別展〜島民生活を支えた 能野焼展】