第30回国民文化祭かごしま2015華道の祭典in種子島

また、会場では、いけばな体験教室も行われ、生け花を楽しむ多くの参加がありました。その華道の祭典in種子島の模様を写真と動画で掲載しています。

写真1枚目は、特別講演「種子島におけるいけばなの歴史」と題して華道家元次期池坊家元池坊由紀氏によるお話しです。写真は、パンフレットにも載っている羽生慎翁について語っているところです。このあと、実際にいけばなをいけるデモもありました。

写真2枚目は、開場式で、披露された西之表市国上寺之門に伝承する「花踊」です。花踊は、口碑によると約六〇〇年前、都からの落人が種子島の北端浦田の小浜に上陸し、この寺之門地域に定住して、都の思い出を踊りに託して伝えたと言われています。

写真3枚目は、次期池坊家元池坊由紀氏を迎えて開会式が行われました。写真は、西之表市長のあいさつです。

写真4枚目は、関係者によるテープカットです。写真中央が池坊由紀氏です。西之表市長、副市長、鹿児島県連合華道会長、山形屋営業推進部長、文化協会会長、教育長、種子島華道団体代表などです。

写真5枚目は、秋松伸一氏のプロデュースによる華道の祭典in種子島のイメージ作品です。「〜種子島〜文化維新は黒潮に乗って〜」です。

写真6枚目は、専正池坊による作品です。大小の材料でダイナミックにいけているのが特徴です。

写真7枚目は、草月流による竹細工のイメージ作品です。直線と曲線とが見事に調和した作品でした。

写真8枚目は、大和池坊のいけばな作品です。孟宗竹の器をモチーフにしたいけばなが特徴です。独特の雰囲気を感じさせてくれますね。

写真9枚目は、そうえい流によるいけばな作品です。手前は、ゴクラクチョウカをメインにした大きなアクセントを感じさせてくれる雰囲気があります。また、奥には、貝殻と砂鉄などを使った珍しいいけばなもあり印象に残りました。

写真10枚目は、種子島の生花「草月流」愛好会による作品です。体育館入口に島内の作品は展示されています。写真右〜前園さん、写真左〜船元さんの作品です。

写真11枚目は、種子島史に名を残す家臣に、羽生道潔という人物がいます。御家年中行事の編纂や種子島に初めて養蚕業を奨励したことで知られています。種子島での華道の起こりは、寛政4年(1792年)道潔が華道池坊の師弟である薩摩藩丸田氏に弟子入りしたことに始まるとされています。

道潔の孫・慎翁も、道潔の影響を強く受け、京都へ遊学。池坊家元に華道を学び、種子島に広めます。明治12年(1879年)には、薩摩・大隅両国の会頭職に、3年後には大日本総会頭職となり、明治22年(1889年)には、池坊東京出張所初代所長をつとめました。

写真12枚目は、11月1日13時から行われたいけばな体験教室の模様です。先着100名を対象に多くの参加があり、夫婦で生花を楽しんだり、家族で思い思いに生けていました。

写真13枚目は、30分も経過すると、自分のオリジナルの生花が完成しました。その前で記念撮影させていただきました。

逆瀬川書店いけばな作品

写真15枚目は、市街地50店舗には、種子島高校1年生によるいけばな作品約130作品が展示されました。写真は、東町逆瀬川書店に展示されていたものです。社長さんをバックに撮影させていただきました。素敵ですね。
動画はこちら⇒【種子島高校1年生によるいけばな全作品市街地50店舗】

なお、第30回国民文化祭西之表市開催事業についての詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)までお問い合わせてください。